【食器棚(小引き出し)】

「ポリプロピレン整理ボックス2」(奥)を4個並べたカトラリー収納。細かなものは「重なるアクリル仕切付スタンド・ハーフ」(手前)に。
 
余計なものがないので、ワンアクションで出し入れ可。

「さらに、おまけ的な部分としては、好きなデザインのものを置いたり、それが映えるような並び方やしまい方をすると、気分が上がりますよね」

【シンク横の飾り棚】

お気に入りを「見せる収納」で気分が上がる。

(3)余白・ゆとり

――面倒だから片付けない…となりがちですが、面倒くさがりな人ほど、収納を改善した方がよさそうですね。

森山「『余白』や『ゆとり』という言葉が私は大好きなのですが、『余白』や『ゆとり』があった方が、やはり出し入れしやすいんです。

『面倒くさがりな人ほど余白を作ろう』という感じです」

【シンク下の棚】

シンク下、L字型の角の部分。扉がなく、重たい鍋やホットプレートなどもサッと出し入れ。

【食器棚横 パントリー】

タオル、ゴミ袋、スポンジなど。袋から出してすっきり。「ポリプロピレンメイクボックス・1/2」「ポリプロピレンメイクボックス・1/2横ハーフ」

――“収納スペースを増やす”という選択肢は、とらない方がいいということですね。

森山「収納スペースを増やすと、間違いなくものが増えます。基本的にはあるところでやりくりした方がよいでしょう。

ポイントは、動きに無駄のない仕組み、わかりやすさ、余白・ゆとり、ですかね」

日頃から「いかに時短するかばかりを考えている」という森山さん。

時短料理が人気ですが、時短になる収納・動線づくりも大切、ということを実感しました。

皆さんもさっそくキッチン整理、はじめてみませんか。

ライター/女子栄養大学 食生活指導士1級。学生時代からさまざまな体調不良に悩まされたこともあり、健康的な生活習慣について学び始める。現在は専門家を中心に取材活動を行い、おもに食、健康、美容、子育てをテーマにした記事を発信。乗りもの好きな1男の母でもある。