家事へのモチベーションの保ち方は
――洗濯や料理は基本毎日やる家事ですが、掃除や布団干し、布巾を新しいものに替えるタイミングなど、ご家庭によって頻度が違うこともあると思います。おさよさんのうちでは、こういった掃除などの頻度はどのような基準で決めていますか?
おさよさん:「決める」「ルール」と聞くと、億劫な響きですよね。
でも、「自分達の生活について気持ちいいルール」を決めていない事の方が、実は家事が億劫になるきっかけになりかねません。
例えば「気づいたら布団の湿気がすごくて、どうしていいかわからない。買い替えるしかないかも」「お風呂場は臭うんだけど、とりあえず今日は我慢。どうしていいかわからない」「気付いたら歯ブラシが古くてきちんと磨けてる気がしない。そう言えば歯ブラシの在庫無かったから、もう夜だし買いに行くのも面倒、今日はこれで我慢して磨くか…」等、ありませんか?
ひとつひとつ頭を使って考えたり、悩んだり、そして我慢する作業が家事において一番疲れると思います。その結果が見て見ぬふりです。
だから最初だけこの面倒な気持ちに立ち止まって向き合います。気持ちよく暮らせるルールを決めて、頭を使わずに動けるようにしておくと、ずっと楽で暮らしは心地よくなると思います。
――掃除や収納をきちんとされているだけではなく、インテリアも統一感がある感じがします。インテリアにはどのようにこだわっていますか?
おさよさん:ナチュラルな雰囲気が好きな私と、白い物が好きな夫の好みでまとめていると思います。
木目やカゴ、作家ものの陶器等、私は昔から好きですが、夫は白い小物、シンプルなインテリアが好きです。一緒に暮らすと私も白やシンプルなデザインの魅力に魅了されるようになったなと思います。
夫も私の好きな陶器市などには付き合ってくれて、一緒に選んで食卓で楽しんでいます。
――料理もかなり効率よくいろいろなおかずを作っていてスゴイなと思うんですが、毎日の料理を飽きずにうまく回すポイントはありますか。
おさよさん:一週間まとめ買いなので、一週間で冷蔵室と野菜室を美味しく食べきろう!がテーマです。
食は家族を守るための最も重要な家事ですが、私は料理は好きだけど、決して上手、手際が良いとは言えません。無理ない自分でもできる範囲でやっていこうと思っています。
レシピはたまにする外食が良い刺激です。どんな味付け?これは家にある物でもっと安く作れないかな……等々想像しながらまた明日からの炊事を頑張る糧になる時間です。
――家事をする上でのモチベーションはどういったところでしょうか。
おさよさん:私の場合ですが、主人もあまり家事に興味はなく、ママ友達ともそこまで家事の内容は話題にならないので、インスタグラムで励まされる事が多いです。
同じような、お子さんが2人居て、お仕事をしている方が、暮らしの一コマを一枚の写真に収め、その思いなどコメントにそう長くない文字で綴られています。投稿も簡単で、シンプルです。洗濯機の写真を撮って、「今日は洗濯槽の掃除をしました。」……そんな一見地味な投稿でも、私たち主婦から見たら、「私も今日やっておくか!」と思えるきっかけになったり、私も頑張ろうと励まされたりしています。