わからないことを教えてほしいとき
わからないことや悩んでいることがあって、詳しい人に教えてほしい、アドバイスしてほしいとき、単に「教えてください」と言うと、少々無遠慮で図々しい印象になります。
「お知恵を拝借願えませんか?」
こう言うと、より丁寧になり、尊敬の気持ちが伝わります。特に専門知識を持った人や目上の人に使いたい言い方です。
念のため事情を伝えておきたいとき
たとえば幼稚園や保育園の先生、義母に子どもを預かってもらう際に、最重要の問題ではないけれど、念のため知っておいてほしいことってありますよね。
くだけた言い方なら「一応、伝えておきますね」になりますが、これではちょっと軽い印象。
事情を伝えた上で、「その点、お含みおきください」と念を押すのが大人の言い方です。
相手にお金を出させてしまったとき
ほかの家族と子連れでいっしょにお出かけしたときによくあるシチュエーションとして、同行したママ友やパパ友が、切符や飲み物、ウェットティッシュなど、ちょっとしたものを買ってくれることがありますよね。
そんなとき「悪いわね」「助かったわ!」というかわりに、「散財させちゃって申し訳ないわ」もしくは「思わぬ散財をさせてしまってすみません」と言うと、ぐっと大人な印象です。
まとめ
以上、12のシチュエーション別に「大人のフレーズ」をご紹介しました。
なかには「ちょっとかしこまりすぎでは?」と感じるものもあるかもしれませんが、使い慣れていないからそう感じるだけで、実際に大人同士の会話やメールで使ってみると、意外と違和感がないものです。
それに、少し丁寧にしすぎたからといって、印象が悪くなることはまずありません。
今回参考にした『大人なら知っておきたいモノの言い方サクッとノート』には、他にも多くの「大人のモノの言い方」が実例やポイントとともに紹介されています。
どちらかというとビジネス向けの本ですが、応用すればママの生活でも十分に役立ちます。働くママの社内コミュニケーションの参考書としてもおすすめです。