2品め:「メゾンジブレー」のアイスケーキ

コロナ禍で自粛中、暇にまかせてググっていた妻が「これ食べたい!」と言い出した。

妻のiPadを覗くと、『MAISON GIVRÉE(メゾンジブレー)』のフルール ド フリュイというアイスケーキを物色中。色とりどりのマーブル状のアイスやラズベリーなどが添えられている。

妻は、気が向くと美味いかどうかはさておき、スポンジケーキやガトーショコラを作ってくれる。けれど、流石にアイスケーキは難度が高すぎ。

暑くなってきたこともあり、アイスケーキを取り寄せることにした。

MAISON GIVRÉE
MAISON GIVRÉE

ケーキはケーキでもガトーショコラともショートケーキとも違っていた。とにかくカラフルで、ビューティフル。まるでお花畑。でも、どうやって食べるの?

アイスクリームなら冷蔵庫から出してスプーンですくうだけ。ザッツオール。

アイスケーキを一度も買ったことがないので食べ方がわからない。でもご安心。食べ方のコツが書かれた紙が入っていた。

MAISON GIVRÉE

箱から出したら、皿に移し、室温で10分程置いておく。

包丁をお湯につけ、清潔な布巾で水気を拭き取る。つまり、温めた包丁を用意すると、アイスケーキがきれいに切れるというわけだ。

お花畑のようなアイスケーキに見とれていたら、10分経過。

その間、温めた包丁を妻が用意してくれていた。包丁が温かいうちに、いざ入刀。カットしたら全貌がやっと見えてきた。

MAISON GIVRÉE

土台はサクサクのサブレー。その上にバニラとキイチゴのアイスクリームを載せ、さらにいちご&パッションフルーツ、マンゴー&パッションフルーツ、青りんご&ライム、キイチゴ&イチゴ、カシス&葡萄のシャーベットを盛り付けているようだ。

すなわちサブレーとアイスクリームと5種類のフルーツシャーベットの合わせ技。

甘酸っぱいシャーベットもあれば、やや酸味のあるシャーベットも。おまけにラズベリーもトッピング。

なめらかで、心地よい口あたりのいいアイスと、サクサクとした歯ごたえのサブレーが、交互に舌に襲いかかってくる。しかも、ときどき「カリッ」という粒粒の食感もある。「このカリッはなんだ?」って妻はしきりに首をかしげている。

MAISON GIVRÉE

これからの季節にいいかも。
今回注文したのは5号(直径約15センチ)。箱は約19.5×約20.5×H約13センチ(実測)。

拙宅の場合、冷凍庫を整理しないと、5号のフルール ド フリュイが入らなかった。
フルール ド フリュイには直径約18センチの6号もある。

冷凍庫の状況を考えて注文すべきかもしれない。あるいは到着時間を指定し、届いたら皆ですぐに食べる手もある。もちろん10分待つことを忘れずに。

プレゼントしても喜ばれるはず。日にち指定でお届けもできる。その際は先方に連絡し、冷凍便で届く旨を伝えておいたほうが間違いない。だっていきなり届いても冷凍庫が満杯だったら困るでしょ、やっぱり。

三密が禁止されているとはいえ、フルール ド フリュイが届いたら、スイーツ女子はもちろん、ちびっ子も、元ちびっ子も大歓迎。

フルール ド フリュイ・5号 4320円(内税、送料別)
フルール ド フリュイ・6号 6264円(内税、送料別)

【MAISON GIVRÉE(メゾン ジブレー)】
住所/神奈川県大和市中央林間4-27-18
電話/046-283-0296
営業時間/10時〜19時
定休日/月曜(火曜不定休)

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。