大阪公演では、“公演を何回重ねても、まだ新しい発見があるんだ”って思えるくらい、最後まで色んなことにチャレンジさせてもらいました。もし、東京公演だけで千秋楽を迎えていたら、名残惜しい気持ちが残っていたかも。。
悔いなく終われたのは、やり残したことがないように、大阪公演で色んなことにチャレンジさせてもらえたからだと思うんです。それは間違いないと思います。
ーー大阪公演では、どんな発見がありましたか?
東京で再演が始まってから、そのときできることは全てやっていたので、東京公演も悔いなく終わっていたのは間違いないんです。
でも、大阪ではいい意味で“緊張がほぐれた”状態で臨めました。そういう姿を皆さんに観ていただけたんじゃないかな、って思うんです。
大阪公演でチャレンジしたことのひとつに、東京ではいつもやっていたことを、大阪ではやめてみたことがあったんです。
東京では、毎公演前に台本を全部読み直して、歌も全部歌って、ステージに臨んでいたんです。だけど、大阪ではそれをやらないで臨んでみようと思って。
なぜかというと、公演前に台本を見ることによって、“この場面では、絶対にこうしなければいけない”って、脳に焼き付けてしまっている部分が、もしかしたらあるのかもしれないと思ったから。
台本を見ずに、ドキドキした感覚を持ってやってみようと思ったんです。
そうして臨んだら、自然にポロポロ、ポロポロとアドリブが出てきちゃったんです!!
例えば、“水をろ過するシーン”。あのシーンでは、私のマイクはオフになっているんです。だけど、アドリブで周りの人に、“ああして、こうして”って、色んな指示を出している自分がいて。
そういうことを自然にやっていて、“なるほど! ”と思ったんです。
これまで台本を見過ぎていたことによって、固まりすぎていたお芝居が、ほどけていく感じがしました。
あ……(笑)
ーー何か思い出しましたか?
はい(笑)
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