省エネ理解度テスト
(1)エアコンの風量は弱く設定するほど省エネになる
(2)ご飯は朝一回だけ炊いて残りを保温しておくより、朝晩分けて炊く方が良い
(3)冷蔵庫は大型より小型の方が消費電力が少ないものが多い
(4)まとまった食器を洗う時、手洗いより食器洗い乾燥機で洗った方が省エネになる
(5)パソコンは少しでも使わない時間があれば、こまめにシャットダウンした方が良い
(6)照明器具はこまめに消すより、短い時間ならつけっぱなしの方が節電になる
(7)エアコンのフィルターを定期的に掃除すると省エネになる
(8)家庭で消費する電力は夏の日中が最も多い
(9)一般的なエアコンでは冷房運転より暖房運転の方が消費電力が高い
(10)すべての電化製品には待機電力がかかるため、プラグを抜いたほうが省エネになる
(11)白熱電球をLED電球に換えると電気代は約半分になる
(12)洗濯機はスピードコースにしても必ずしも省エネにならない
いかがでしょうか?悩み込まずにサクサクと回答できたでしょうか。
回答は下記の通りです。
「省エネ理解度テスト」回答
(1)×
(2)○
(3)×
(4)○
(5)×
(6)×
(7)○
(8)×
(9)○
(10)×
(11)×
(12)○
リンナイによると、「省エネ優等生」は12問中8問正解のようですが、先ほどお伝えした通り、省エネを正しく理解している省エネ優等生は全体の2割しかいないことから、正確な省エネ知識を持っていないとサクサク答えることは難しいようです。
問題の中で(10)の待機電力については、「すべての家電製品」となっているところが要であり、最新の家電は待機電力がかからないものも増えていることから、少し引っ掛け問題のようにも取れます。
また、(11)のLED電球への交換についても、電気代が抑えられるという知識はあるが、それが「約半分」となっているところが要のようです。
約半分ではなく、1/6~1/8程度まで電気代が抑えられるというのが正しい知識であるため、これまた引っ掛け問題のようにも取れますね。
そして、(1)のエアコンの風量については、つけた直後の消費電力は多く、電気代も高くなるのではとの考えから、省エネを考え風量を弱くしている家庭もあるのでしょうが、最初から弱くしていてもそれは省エネには繋がりません。
リンナイでは「自動設定」を推奨しており、自動にしておけば最初は強く、冷えて(温まって)きたら弱くを自動的に行ってくれますから、それが最も省エネだとしています。
最後にもう1つ、勘違いされやすい省エネ知識が(6)の照明器具についてです。
パソコンは起動時に大量の電力がかかることは一般的にも知られていますが、照明についても同じ認識の人がたくさんいます。
照明は点灯時にそれほど電力を消費しませんから、使わない部屋の照明はマメに消した方が省エネになるのです。
まとめ
このように、省エネにつながるからと、積極的に意識して行動していたことが、実はそうでもなかったということはあるものです。
特にこれから暑くなる夏場は、頭では分かっていても「エアコンをつけっ放しで朝まで寝る」人が多くなります。
エアコンが切れるたびに起きて、またつけての繰り返しでは、体は十分に休まりませんし、場合によっては命の危険にさらされる場合もありますから、そこは省エネを意識しながらうまく調整していきたいものです。
省エネ対策は、家計に関わることですが、もっと大きなくくりで考えれば地球全体の環境保全にも繋がります。
子ども達が生きる未来の地球が、住みよい地球であるために、1人でも多くの人が正しい知識を持って省エネに取り組むことが必要ですね。
<参考>リンナイ【熱と暮らし通信】「省エネ」に関する意識調査