出会いを探しているけれどなかなかいい人がいない、いいなと思ってアプローチするとそっけなくされる……もしもそんなことがあったら、ちょっと自分の見る目に自信が持てなくなることもあるかもしれません。
また、そんなことがなかったとしても、自分以外の誰かが「いい」と言っている相手のことは、すでに他人からの高評価を得ていることで、安心材料になることも。
まわりからの評判もいい人、誰かの彼氏、いつも注目を集めている人など、みなさんのまわりにもいるかもしれませんね。
今回は、外から見ているぶんには、何かしら惹きつけられるところがあるものの、蓋を開けたら実はとんでもない男性だったという、地雷な男性のお話をご紹介しましょう。
素敵に見えた男性の「裏の顔」とは?
1: 「とにかく優しい」と評判の友達の彼氏は…
体を動かすことが趣味だという20代のAさんは、男女問わず、たまの休みに集まってはスポーツをする仲間がいました。
あるときは山へ、あるときはランニングへと、その都度タイミングの合う人たちが集合して、いい汗を流していたのだそうです。
趣味が同じということもあって、和気あいあいとしているその仲間内では、何組かカップルも誕生。
そのカップルのうちのひとりの男性は、だいたい笑顔でいることが多く、女性陣からは「とにかく優しい」と評判。彼女も彼氏の優しさが自慢のようでした。
あまり恋愛に興味のないAさんでしたが、その優しい男性には心を開いていましたし、友達が自慢するのもわかると思っていたのだとか。
あるとき、その友達カップルが参加していない集まりでは、優しい男性のことを「アイツはいつもニコニコしているだけで、なんにも手伝わない」と他のメンバーが陰口を言っているのを聞いてしまいます。
どうやら「優しい」と好評なのは女性からだけで、同性である男性陣からはあまり良い話は聞きません。むしろ、優しく見えていたのは、八方美人なだけだったことが判明。
なんだか複雑な気持ちになったAさん。
女性からの評価と、男性からの評価が違うことはたまにありますが、できれば同性からも支持されている人がベストだなと思ったそう。
2: たまに会う素敵な知人は…
絶賛恋活中だという30代前半のBさんは交友関係が広く、いろいろな飲み会などに参加しては、彼氏にしたい男性がいないかと探していました。
とはいえ、Bさんは出会いを探しているというよりも、人といることが好きというフレンドリーなタイプで、たとえ出会いが恋に結びつかなくても、男女問わず知り合いのところに顔を出すことで、知り合いが増えるのも楽しかったのだとか。
そうして友達からのお誘いにちょくちょく出向いていたBさんが、飲み会でときどき会うことのある、知り合いの男性がいました。
飲み友達が連れてきたその男性は、しょっちゅうではないもののたまに顔を出しては、まわりの話をよく聞く穏やかな男性という印象。なんとなくBさんはその男性が気になっていたのです。
あるとき、飲み会がお開きになって、その男性がひとりで先に帰っていきました。
その少しあとに店を出たBさんは、その男性が誰かと電話をしながら駅へと歩いているちょうど後ろを歩いていると、思わず耳を疑う声が聞こえてきました。
「ったく、今日もイイ女がひとりもいなかったわ」と、その男性は電話の相手に向かって話していたのだそう。
聞き間違いかと思い、耳を立てていると、それまでの穏やかな印象とは打って変わった、粗雑な男性の姿がそこにあったのだそう。
穏やかに見えていたのは、ただ単に好みの女性を物色していただけかとゾッとしたというBさん。やっぱり、ちょっと見ただけでは、本当の人間性まではわからないものだと思ったそうです。