台湾式ドーナツ

最後は少しハードルが高いが、台湾で流行りのドーナツに挑戦してみたい。

台北の「脆皮鮮奶甜甜圈」は常に行列ができる人気店で、サクッとした衣が特徴のドーナツ。こちらも中力粉(または強力粉)、ドライイースト、牛乳などで生地を作る。

170℃の油できつね色になるまで揚げる。生地が柔らかいのでサッと油に入れるのがコツ

最大の特徴は、揚げる直前に天ぷらのように衣にくぐらせることだ。こうすることで、外はパリパリ、中はしっとりしたドーナツができる。

日本で再現するためにおすすめなのはKALDIのシュガーパウダー。コーヒー用のミルクパウダーで、砂糖が含まれているので甘い。

これを生地に混ぜたり、仕上げに使ったりすれば、かなり本場に近い味になる。

生地にはあまり砂糖やバターを入れていないので、ドーナツといっても甘さ控えめで軽い口当たりだ。

みつせ のりこ:90年代から台湾と関わり、台北で留学や就職、結婚や子育ても経験。現在は執筆や通訳、取材コーディネートの仕事で日本と台湾を往復している。著書に『台湾の人情食堂 こだわりグルメ旅』『美味しい台湾 食べ歩きの達人』『台湾縦断! 人情食堂と美景の旅』『台湾一周!!途中下車、美味しい旅』など。株式会社キーワード所属。