恋愛で求めるのは、結果じゃなくて過程です

映画の中で描かれる、複雑な恋の矢印。ふたりは思う方と思われる方、どちらを選ぶだろうか。

北村「僕は思いたいです。なんでも好きな人を追いかけるのは男の本能らしくて。

オスが家族を食べさせるために狩りをしたり、そういう狩猟本能が男には備わっているそうなんです」

赤楚「僕も思いたい。じゃあこの追いたい気持ちは本能なんだ」

北村「もちろん思い思われる関係がいちばんハッピーだけど。

たぶん僕らは追いたい以上、追われる側が常に優位。きっと尻に敷かれるタイプなんだと思います(笑)」

赤楚「確かに(笑)。思われるのが得意じゃないというか、どうしても負担に感じちゃうところがあるんですよね」

けれど、報われない中で思い続けることほど難しいことはない。

自分のことを一途に思ってくれている人と、好きだけど絶対に結ばれる見込みがない人。ふたりいたら、それでもただ一心に続ける方を選べるだろうか。

赤楚「僕はそれでも思う方を選びます。

なんでなんですかね。確かに自分のことを思ってくれている人を選んだ方が、確実に愛は手に入れられるのに」

北村「きっと結果じゃなくて過程が好きなんだと思う。仕事においてもそうだけど。結果に向かう過程が僕は好きなだけで。恋愛も一緒。

だから、お付き合いという結果に100%発展できる相手より、本当に好きな女性をただ純粋に追いかけたいんじゃないかな」

赤楚「まさにその通りだよ! うわ、こんなにそういうことだって思ったの久しぶり(笑)。自分の考えていることがそのまま言語化されました(笑)」

北村「僕、感情を言語化するマシンなんで(笑)」

赤楚「さすが! おかげでスッキリした〜(笑)」

きっと映画を観終わったあと、こんなふうに自分の恋バナや恋愛観について話したくなるに違いない。

『思い、思われ、ふり、ふられ』は、恋の苦みと輝きがつまった青春ラブストーリーの決定版だ。

『思い、思われ、ふり、ふられ』
8月14日(金)公開