4.冷感寝具とエアコンの併用
暑がりで、もっと涼しくしたいと思う人は、冷感寝具はエアコンとの併用がおすすめ。併用することで、冷感寝具の温度が下がってヒンヤリ感が増し、快眠できる環境に近づくことができます。
5.きれいな空気を保つ
部屋の空気が汚れていると呼吸が浅くなり、睡眠の質が低下して疲れが残ってしまうことがあります。
エアコンをつける前に窓を開けて換気をするなど、きれいな空気を部屋に取り入れてから睡眠に入ることで呼吸も深くなり、疲れが残りにくくなります。
子どもと一緒にできる快眠行動2選
子どもは暑くて寝苦しいと感じてしまうと、なかなか寝入ってくれないこともありますよね。そこで眠りにつきやすくするための小さい子どもでもできる快眠行動を三橋さんに教えていただきました。
1.頭を冷やす
三橋「用意するものは保冷剤とハンカチ。お惣菜を買ったときなどについてくる小さい保冷材の場合は、3つくらい冷蔵庫で冷やしておきます。寝るときにその保冷剤をハンカチで包んで、頭につけて、ひんやりして気持ちいい温度に調整しましょう。
後頭部が当たるように枕の中央に置くと、脳の温度が下がりやすくなり、寝つきがよくなります」
2.数字をカウントダウンする
三橋「100から数字を一つずつ減らしながら、『100、99、98、97…』と頭の中でゆっくり数えていきます。3秒に1つくらいのゆっくりとしたテンポがおすすめです。いくつまで数えていたかわからなくなったら、100に戻って数え直す。
数字を数えることに集中していると、余計な考えごとが浮かんでこないので、いつの間にか眠ってしまいます」
まだまだ続く熱帯夜と、在宅生活。毎晩、家族みんなの快眠が得られるように、環境を整えたり、テクニックを使ったりして工夫しましょう!
【取材協力】三橋 美穂(みはし・みほ)さん
快眠セラピスト・睡眠環境プランナー
寝具メーカーの研究開発部長を経て独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕は頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通。講演・研修や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートなども手がける。
主な著書に『眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣』(三笠書房)ほか、日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)はシリーズ累計115万部を突破。