《伊勢物語・源氏物語図屏風》日本・江戸時代 17世紀
《伊勢物語・源氏物語図屏風》日本・江戸時代 17世紀 唇のわずかな朱をのぞき全て墨線で描かれるが、細かな金箔を巻いた雲が画面に華やかさを添えている
伝 住吉具慶筆《源氏物語画帖》日本・江戸時代 17世紀 『源氏物語』の名場面を描いた色紙を折帖に仕立てた作品。細い墨線を主に、濃淡の墨や淡い朱、薄い青などほどこし、繊細な美しさたえている
冷泉為恭筆《納涼図》日本・江戸時代 19世紀 植村和堂氏寄贈

「水墨」と「白描」のそれぞれで、墨の可能性を追求してきた近世の日本画家たち。彼らがモノクロームの美の世界に切り開いた新しい地平を目撃することができる。

【開催情報】
『モノクロームの冒険ー日本近世の水墨と白描ー』11月3日(火・祝)まで根津美術館にて開催