親も一緒に勉強してみる

子どもがまだ小学校低学年の場合、文章問題の問題文自体を理解できていない時もあります。

「そこまで付きっ切りではなくても、良いのでは? 」と思ってしまいがちですが、時間がある時には、問題文を一緒に読んで考えてみたり、どうしてその答えになったのか、思考展開についても、きちんと言語化して伝えることができるのか。

答えがあっているという部分だけではなく、子どもがどこまで物ごとを理解しているのかを、確認しながら問題を解いてみてください。子どもは、親と過ごす時間が楽しければ、自然と勉強をするようになっていきます。

また「どうしてそうなるのか」という探求心が、より深く勉強していくモチベーションになっていきます。

ダラダラ勉強はしない

勉強時間は、最初は15分や20分と、短い時間からのスタートで始めてみてください。特に子どもがまだ低学年だと、集中して勉強できる時間は15分ほどと言われており、そんなには長くは続かないようです。

ドリルやテキストを何ページやるという決まりを作って、それが終わったら、いったん、勉強は終わり! そういうメリハリこそが、やる気に繋がっていきます。

シールやスタンプなど、達成感を経験させる

市販のドリルやテキストなどには、解いた後に貼るシールが付いているものもあります。このように、達成感が目に見えると、子どもは喜びます。

勉強自体に興味が持てず、やる気が出ない子どもの場合は、最初は「このテキストを解いたらシールを貼っていいよ」というように、オリジナルの「できたよシート」などを作ってみてください。

もちろん、100円ショップなどで売っている市販品を子どもと一緒に選ぶのも、大丈夫です。

最初はシールを貼るために勉強をしていたのが、いつしか習慣になれば、それが一番です。勉強をしたことを褒めてあげながら、シールを貼ってあげてください。

子どもの勉強へのやる気を育てるのは、難しいです。今日は一生懸命勉強をしても、次の日は「やりたくない」と言ったり、気分のムラもあったりします。

それでも、根気よく、勉強自体を習慣化すれば、やる気に関係なく、勉強できるようになっていきます。みなさんも、子どもと一緒の時間を楽しみながら、勉強してみてください。