佐藤監督が「まったく新しい軸を持った作品が誕生するんじゃないか」と語る通り、破格のスケールで制作された本作。特にアリスと、森永演じるチョータ、町田演じるカルベの親友3人が思うようにいかない現実から逃げ出すようにして集った「渋谷」は、広大な敷地に作り出されたセットとVFXでリアルな渋谷そのものが作り出された。

セットでは渋谷駅の構内、街にある汚れまでもが全て再現されており、実際にそこで撮影をした山崎も「あれは本当に渋谷でした」、土屋も「誰もいない渋谷を見た時に、空気が動いていないというか、本当にこんなの作れるんだ」と驚くほど。

佐藤組でタッグを組むことが多い美術チームとVFXチームのコンビネーションにより実現したその技術が“今際の国”の至るところに散りばめられていることがわかる。

また、劇中のある “げぇむ”に登場するクロヒョウや大量の迫ってくる水もVFXチームの技術が最大限詰め込まれており、その生み出された過程も明かされた。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記。
※柳俊太郎の「柳」は旧字体が正式表記。

Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』
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