2: 小学校4〜5年生で

小学校の4〜5年生と言われると「なんだか中途半端……」という印象を抱きますよね。しかし、この中途半端さにも意外な理由がありました。

「我が家はお姉ちゃんも下の弟も、小学校4年生でスマホに切り替えました。小学校も後半の3年間に入ったタイミングというのが理由です。

下の弟に関しては、スマホばかり見るようになったらどうしようと思ったのですが、やっと親やお姉ちゃんと同じようにLINEを使えるようになって嬉しいのか、『今サッカーから帰るよ』など逐一LINEで報告をくれるようになり、逆に安心が増えましたね」(アパレル関係/37歳)

「習い事や塾の連絡事項が先生からのLINEや公式LINEアカウントで送られてくることが多く、最初は私から逐一伝えていたのですが、私がいい忘れをしてしまったり、娘もその場で確認できずに何度も私に連絡を寄越したり、ということがあって……。

本当はスマホは中学生になったらと思っていましたが、無駄なやりとりが面倒になってしまって、娘にスマホを持たせて、アプリの機能などを使って自分で連絡事項を管理させることにしました。

もちろん、私のスマホにも習い事や塾からの連絡は届くのですが、ちょっとしたやりとりで娘と喧嘩することが少なくなって助かっています」(専業主婦/36歳)

小学校も後半に入ると自分1人で行動することも多くなり、子ども自身が把握しておかなければいけないことも多くなります。

ある程度のことは自分で管理したり、人とのやりとりをしたりということをさせるためにこのタイミングでスマホに買い換えるようです。

実際、「少し早いかなと思ったけれど、親としては楽になった。逆に連絡をくれるようになって心配が減った」という意見が多くありました。

逆に、このタイミングでの買い替えをしない家庭は小学校6年生ではなく、中学生になるタイミングで、というケースが多いようです。

3: 中学校入学のタイミングで

「中学校入学のタイミングでお兄ちゃんにスマホを持たせたため、下の妹たちにも同じタイミングで持たせることになるかなと思っています。

なぜこのタイミングかというのも、周囲の子たちがこのタイミングでスマホに変えるという子が多く、お兄ちゃんも欲しがっていたからというのが大きいですね」(IT関係/42歳)

「中学生になるタイミングでスマホに買い換えました。

本当はもう少し前のタイミングでも良いのかなと思っていたのですが、息子は外遊び大好きな活発な子で、ゲームなどもタブレットや据え置き型などで事足りていたようで、わざわざスマホが欲しいと言われなかったのですよね。

むしろ私の方からスマホにしな! と押し付けた形です。LINEも素っ気ないデフォルトスタンプで返してくるだけで、『もう少し相手にしてくれる時期に買っておけば良かったな』と少しだけ後悔しています(笑)」(自営業/43歳)

やはり一つの節目で、というタイミングでの買い替えも多く聞かれました。

友達とのやりとりも増えてくるため、むしろ中学生くらいになればスマホは必須のアイテムになってくるようです。

使い方や使用時間を懸念する一方で、中学生のママからは「LINEを送っても全然返信してくれない」「既読無視される」という微笑ましい愚痴が多くありました。

悩ましいスマホへの切り替えタイミング。

家庭によって様々ですが、「一定の節目で」「習い事や塾が増えたら」「両親の契約している携帯電話会社に応じて」という理由で切り替えタイミングを決定する場合が多いようです。

意外にも、どのタイミングでも「買うには早かった」という意見はほとんどありませんでした。デジタルネイティブを生きる子どもたちですから、使いこなすのも早いためでしょうか。

今回のママたちの意見を参考に、子どもと一緒にスマホの使用ルールや切り替えタイミングなどを話してみてくださいね。

ライター&エディター。マーケティング、広告関係の職種を経て、出産をきっかけにライターに。現在は女性向けや子育て関連等のwebメディアでライター、エディターとして活動し、2歳児のマイペースな息子にのんびり育児を実践中。猫と焼肉とビールをこよなく愛するテンプレート小市民。