友達と遊ばないわが子の対処法
子どもそれぞれの思いがあると分かったものの、「人間関係を学んでほしい」と思う親がいるのは事実でしょう。
そこで、友達と遊ばない子どもの対処法を紹介します。
子どもの個性を見守る
必要以上に「友達と遊びなさい」といわれると、かえって「親に邪魔だと思われている」と寂しがる子もいるようです。
まずは、その子の個性を見守りましょう。
「引っ込み思案だ」と思えるようなことがあったら、子どもと相談して習い事を始めたり、一緒に公園に出かけるなど、性格を考慮した社会参加をすすめてみるのもいいですね。
友達関係を必要以上に探らない
普段から必要以上に子どもの友達関係を探るのはやめましょう。子どものなかには、親に心配されると思い、本当に「いじめ」にあっているときに言えないこともあります。
どうしても気になる時は、ネガティブなことばかりを聞き出すのではなく「友達のいいところをママにも教えて」「パパはこんなふうに遊んだけど、最近の子は何をして遊ぶの?」など、明るくなれるような話題で友達関係を探ってみましょう。
「何かしたいことは?」と放課後にすることを提案する
放課後に友達と遊びに行くだけが、普通ではありません。
なかには習い事に明け暮れる子どももいます。本を読んで過ごす子もいるはずです。
もちろん、学校で頑張ってきたのですから「ボーッとして過ごす」でも悪いことではないのですが「実りあることをしてほしい」と思う場合は、本人に放課後に何をしたいか、どんなことに興味があるかを聞いてみるといいでしょう。
先生に学校での様子を聞く
子どもだとうまく言葉で伝えられないこともあり、親に変に解釈されることを避けるため、無言になってしまうこともよくあります。
同じ大人目線で話すには、やはり大人相手が一番です。担任の先生に、子どもの学校での様子を聞いてみたり、近所のママ友に様子を聞いてみるのもいいですね。
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子どもといえど、性格は実に様々。
筆者も年子を育てていますが、兄弟なのに「こうも性格が違うのか」と驚くことがたくさんあります。よその家の子どもと比べて、わが子のよさと向き合えないのは考えもの。
ある程度は「個性」と捉えて、のんびり成長を見守る大らかさも親には必要なのかもしれませんね。