北部市場で聞いてみよう

名古屋市中央卸売市場北部市場にやってきました!

さっそく、卸業者さんへお話をうかがってみましょう!

 

 

セブ山「こんにちは、よろしくお願いします!」

担当者さん「あ、どうも。よろしくお願いします」

セブ山「さっそくですが、つま菊についてお話を伺いたいのですが…」

担当者さん「はい、なんでしょうか?」

 

 

セブ山「…あれ? ちょっと待ってください、もしかして、これって…」

担当者さん「あ、はい、そうです。つま菊です。事前にご連絡いただいていたので、一応、用意してきました」

セブ山「うおー! ありがとうございます! 普段は、こんな感じで売られているんだ!」

 

 

セブ山「びっしり入っていて、キレイだなぁ~。こんなにいっぱいあるの初めて見た!」

担当者さん「ところで、つま菊に関するご質問ってなんですか?」

セブ山「あ、そうだ! 実は今、刺身の上にタンポポを乗せる仕事を探しておりまして…」

担当者さん「刺身の上にタンポポを乗せる仕事、ですか?」

セブ山「そうです! ご存知ないでしょうか…?」

担当者さんなんでタンポポを?

セブ山「あっ!すいません、タンポポじゃなくてつま菊を乗せる仕事でした!」

担当者さん「う~ん…」

セブ山「………」

担当者さん「あるといえば、あるかもしれませんが…」

セブ山「え、やっぱりあるんですか!?」

 

 

担当者さん「いや、あるというか…、大型スーパーの鮮魚コーナーや食品加工場のひとつの業務として、一時的にアルバイトの人たちがそういう工程を担当することはあるんじゃないでしょうか」

セブ山「あるんですね!」

担当者さん「いや、セブ山さんの言うような『つま菊を乗せる“だけ”の仕事』という専門職はないと思います

セブ山「ないの!?」

担当者さん「なので、セブ山さんが想像されているようなベルトコンベアで運ばれてきた刺盛りの上に、流れ作業でつま菊を置くだけの単調な仕事は、おそらく存在しないと思います

セブ山「………」

 

 

セブ山「そうですか…ないんですか…」

担当者さん「なんか、すみません…せっかく来ていただいたのに…」

セブ山「いえ、大丈夫です! ありがとうございました! ちょっとした疑問なんですが、つま菊ってなんで刺身に乗ってるんですか?

担当者さん「そもそもつま菊が刺身の上に乗ったのは、魚についている虫を食べてしまった時の虫下しの効果があるからです。昔の人は、虫にあたらないように刺身と一緒に食べていたそうですよ」

セブ山「そんな効果があったんだ! じゃあ、刺身を食べて虫にあたっら、つま菊を食べまくったほうがいいですね!」

担当者さん抗生剤飲んだ方がいいですよ。あくまで昔の民間療法ですから…」

セブ山「そうですか…。ちなみに、このつま菊って買っていくことはできますか?

担当者さん「一般の需要はまったくないものなので、基本的にここでは一般販売はしていないんですよね

セブ山「そうですか…」

担当者さん「でも、売れないものではないので、今回は特別に、お売りしますよ」

セブ山「本当ですか!? ちなみに、おいくらですか?」

担当者さん1パック500円です」

セブ山「66個入って500円だから、つま菊は1個7~8円ってことか」

担当者さん「そうなりますね」

セブ山「高いのか安いのかわかりませんが、買います!」

 

 

というわけで、ここにも「刺身の上にタンポポを乗せる仕事」はありませんでしたが、刺身の上のタンポポ(つま菊)は手に入れることができました!

 

 

せっかくなので……

 

 

スーパーでお刺身パックを買って来て、上に乗せてみたのですが、どうでしょうか?

 

 

最近は、プラスティックでできた偽物のつま菊が乗ってることが多いですが、こうして本物のつま菊を乗せてみると、スーパーで買った激安のお刺身パックもなんだか高級感がでますね。

 

 

でも、ひとつだと寂しいので、もっと乗せてみましょう。

もっとつま菊を乗せたら、もっと美しくなのでは?

 

 

じゃーん! どうですか!

お刺身の上に、つま菊を大量に乗せたら、とても美しくなりました!(キレイ~!)

ってことは……

 

つま菊って、お刺身だけじゃなくてほかの食べ物の上に乗せても、美しくなるんじゃない?