4: 習い事の代わりになる

やはり民間学童一番の魅力といえば、「習い事代わりに通わせられる」というところではないでしょうか。

ただ保育をしてくれる公立学童保育とは違って、しっかりとカリキュラムや独自メソッドに沿った教育を提供してくれます。

カテゴリーとしてもっとも目立つのは英語教育ですが、施設によってプログラミングや体操、実験教室など、さまざまなコースがあります。

一つの施設の中でさまざまなコース選択ができる学童保育もあり、一ヶ所に通えば様々なことが学べることも。

「民間学童保育は金額だけで見ると高額なのですが、同じ時間習い事に通わせるとなると、それ以上にお金がかかる場合が多いです。

うちは小2の長男がプログラミングコースのある学童に通っていますが、時間が長い分、できるようになるスピードも速い気がします」(ピアノ講師/36歳)

例えば、週に3回、放課後20時まで預かりで6〜7万円、と聞くと一見高額に思えますが、同じ時間習い事に通わせるとなると、それ以上の月謝がかかる場合もあります。

習い事として民間学童保育を選ぶ、というのは思いのほか賢い選択かもしれません。

5: 英語教育+αを提供するところが多い

前述で、民間学童保育には英語教育を提供しているところが多いと紹介しましたが、最近は英会話は当たり前、それにプラスしたカリキュラムが提供されるという学童保育も増えています。

授業は日本語禁止のオールイングリッシュ、その上でプログラミングや実験教室をするというイメージです。

よく、語学に関してはその言葉が溢れる環境に長時間いた方が習得が早いと聞きますよね。英語を何か他の物事を学ぶツールとして使用することで、英語の習得自体も早くなります。

実際に“英語を使える”ことに着目した時、このようなカリキュラムで学べるのは嬉しいですね。

実際、経験者ママも、

「英語を使う学童保育に行かせていた長男は今すでに高校生で、実際成績は良いとは言えないのですが……なぜか英語のリスニングはまあまあ、昔から得意みたいですね。英語を使って体操したり、農業合宿に行ったりという経験が良かったんじゃないかなと思います。

むしろあの経験がなかったら、現在の成績はどうなっていたことか」(飲食店経営/45歳)

小さな頃に、日常的に英語を使う機会があることによって、やはり耳が覚えているものなのですね。もちろん、個人差はあると思いますが、今後の英語教育に向けての基礎を作ることも期待できそうです。

学童保育は、自治体から補助がある保育園や幼稚園と違い、公立と民間では月謝の金額に大きな開きがあります。

ゆえに初めから民間学童保育を選択肢から外してしまっているパパママも多いはずです。

しかし、「両親の帰りが遅い」「習い事をたくさんさせたい」など、家族のライフスタイルや考え方によってはむしろ民間学童保育の方がメリットが大きいことも。

親の働き方や、子どもの安全、教育方針など多面的に考える中で、民間学童保育という選択肢を入れてみるのも良いかもしれません。

ライター&エディター。マーケティング、広告関係の職種を経て、出産をきっかけにライターに。現在は女性向けや子育て関連等のwebメディアでライター、エディターとして活動し、2歳児のマイペースな息子にのんびり育児を実践中。猫と焼肉とビールをこよなく愛するテンプレート小市民。