新曲『CARNAVAL』は、“うっせぇわ”?
――続いて新曲『CARNAVAL』についてお話を伺っていきます。超特急らしいユニークさを感じる、とてもテンションの上がる楽曲だなと感じました。『CARNAVAL』に対するみなさんのファーストインプレッションを教えてください!
タカシ 「超特急の曲あるある」なんですけど、自分が思っている音の大きさから4つくらい音量を下げた方がいいなと思いました(笑)。いただいた音源の入りが少し遅めだったので、音鳴らへんな……と勘違いして音量を上げたら、耳が大爆発しました(笑)。
それくらい勢いのある曲ですね。すごく情熱的ですし、メンバーみんなの声と自分の声が入ったら、超特急らしさもありながら新しいことができそうという印象がありました。
ユーキ 僕はシンプルにイントロ長っ!と思いました。曲始まりからタカシが歌うパートまで40秒くらいあったから、なかなか歌わないなと(笑)。楽曲自体はサンバなので、すごくド派手でうるさいというか……バカらしく、楽しく、すごく僕らっぽいと感じましたね。
タクヤ ノリに乗れる曲であることは間違いない。曲の尺感も3分半と長すぎず短すぎず、気持ちのいいタイミングで終わる絶妙なラインでしたし。すごくバランスがよい曲なのかなと思いました。サンバだから要所要所にくるポルトガル語の歌詞も印象的ですね。
リョウガ できれば朝から聴きたくないような、本当にテンションが高い曲でしたね(笑)。歌い出しの「いいね!」はうるせえし、歌詞も熱すぎるくらい熱い馬鹿らしさ。
この作詞の方はなんて馬鹿らしい歌詞を書くんだ!と思って名前を見てみたら、どこかで見たことがある方で。調べてみたら『up to you』『gr8est journey』の作詞してくださった浅利進吾さんでした。あんなによい詞を書く方が、こんなやかましい詞も書けるんだと衝撃もありました。
最初はうわっと思ったけど、超特急だし大丈夫だとも思いましたね(笑)。
カイ 初めて聴いた時は、うっせぇな……と思いました(笑)。
タカシ みんな、Adoさん(『うっせぇわ』)みたいなことを(笑)。
一同 あははは!
カイ うるさいですけど、7~8月の夏に向けてピッタリだと思いましたね。声を出して騒ぎたくなるような曲だったので、6月のライブで声が出せなかったこともあって、声を出せたらすごく楽しそうだなと。
――ダンスはサンバなんですか?
ユーキ 全部をサンバにはしていませんが、要所要所にサンバのステップや振り付けが入っているので、そこは注目してほしいです。あと今回はダンスも歌もメンバーそれぞれの見せ場もあるんですよ。
ダンス面はみんな目立つところ、歌の面は二人ずつでラップを歌っているところがあって、メンバー全員がバランスよく参加している楽曲です。推しポイントを見つけてほしい。ライブで披露した時に何か起きたら面白いなと勝手に想像しています。
僕的にはサビ終わり「Viva! 情熱 Samba Amor!」の歌詞の後に、すごくやかましい人がセンターに来るので、ぜひとも注目してもらいたい。
タクヤ 僕もあの動きすごく好き(笑)。肩の動きがとにかくうるさいんですよ。
ユーキ そうそう(笑)。その人が誰なのかを予想してほしいですね。
――なんとなく察せそうです……(笑)。
ユーキ おそらく間違っていないと思います(笑)。
――ユーキさん以外のみなさんが思う『CARNAVAL』の推しポイントもぜひ聞きたいです。
カイ (食い気味に)ないです!
――えぇ……!
一同 (笑)。
カイ 「ここがポイントです」と言ってしまうと、そこばかり気にしてしまうから言いたくない……。全部通して聴いて、見て、それぞれの「ここが推せる」を見つけてくれたら嬉しいなと僕は思っています。
リョウガ ……って言われると、答えづらくなる!
一同 ははは!
リョウガ 俺はありますよ! 「Ola!」の時のポーズが『ウマ娘(※)』のゴルシのポーズに似ているなと思っていて。手を開いているか閉じているかが違うだけなんですよ!
最初に振り付けを見た時、あ!これは!と(笑)。そこを注目してほしいですね。8号車のみんなは『ウマ娘』知らないと思いますけど(笑)。
※……『ウマ娘 プリティーダービー』。ゲームを中心としたメディアミックスコンテンツ。実在した競走馬の名前と魂を受け継いだ美少女たちがレースで優勝を目指す育成シミュレーション作品。
――注釈で説明を入れておきます(笑)。
タクヤ 僕が個人的に好きなポイントはラップ部分かな。前後半二人ずつで分かれてラップを歌って、後半は僕とリョウガが斜め前に出ながらラップを歌って踊っている部分はすごく好きです。ラップには裏話もあって……。
――お、ぜひ聞かせてください!
タクヤ いつもは歌割りがしっかり決まっているけど、今回はタカシ以外の歌割りがほとんど決まっていなくて、レコーディングしてみて良かった人の歌をハメていく形だったんですよ。
ラップ部分に関しても「録ってみてよかった人をハメる」「もしかしたら一人になるかも」と言われたので、勝手にオーディションされてるやん……と思いながらも、出来上がりがどうなるかすごく楽しみにしていたんですよ。そしたら、バランスよくハメられていたので……ちょっとつまんないなと思いました(笑)。
リョウガ おいおいおい(笑)。
タクヤ もっと一人独占とかするような仕上がりにしてほしかったなって(笑)。そしたらネタにできるのに。
カイ それだと「俺、全体で二言しか歌ってないんだけど……」みたいになるじゃん(笑)。
タクヤ その方が面白いのになって(笑)。とはいえ、完成されるまで分からなかったのは楽しかったです。括弧の部分も誰の声が入るか分からなかったから。
カイ ここまで(メインダンサーの)みんなが歌う曲もあまりないからね。基本はパートが決まっているから珍しい曲でした。
――珍しい試みだったんですね。タカシさんのボーカルはいつも以上に情熱的に感じましたが、推しポイントはいかがでしょう。
タカシ 自分の中での見せ場は、Aメロですかね。それぞれの箇所で違ったアプローチをしたいと思っていて、サビなども意識はしていましたけど、個人的に初めて聴いた時からAメロ部分がすごく好きだったので。聴きどころかなと感じています。
――『CARNAVAL』はバックダンサーのみなさんが歌うパートも多く、ライブでのパフォーマンスが楽しくなりそうですね。
タカシ 間違いなくそうなると思います。今のこの状況が収まった時は、8号車のみんなとも歌ったり踊ったりしたら楽しめるんじゃないかな。僕だけじゃなく、会場にいるみんなと一緒に歌って騒ぐ姿を想像しながら歌いました。