3. 食事の時間が長すぎる
小学校の給食の時間はだいたい20~25分程度です。それ以上長いことはありません。ワーキングマザーが同僚とランチするときも、“会社を出る→店に入る→注文したものが出てくる→食べる→社に戻る”ここまで約1時間で、食事をしている時間はせいぜい30分くらいです。
子どもが食事中に遊び食べしてしまうのは、食事時間がちょっと長すぎるのかもしれませんよ。食事をすることに飽きてしまった証拠です。
ダラダラと長い時間食べさせるのではなく、もう少し短い時間にしましょう。
4. 嫌いな食材で口に入れたくない
嫌いなものは食べたくないのは当たり前です。だからといって、それをもて遊ぶのもよくありません。
そんなときは、嫌いなものを小指の先だけ出して「これだけは頑張って口に入れて、ゴックンしようね」と言いましょう。「苦手なものも食べてほしい」と思うのが親心ですが、たくさんの量を出し過ぎないようにしましょう。
5. 気が散る環境で、食事をすることに集中できない
ご飯を食べているとき、パソコンやテレビがついていたり、おもちゃが置いてある棚が見えている環境だったら気が散るのは当たり前です。
おもちゃ箱が目に入ってしまう環境だったら、椅子の向きを変えるだけで子どもの視界からは見えなくなり、気が散らなくなりますよ。
それでも「遊び食べ」してしまう場合は…
それでもまだ遊び食べが直らないようでしたら、次のようにしましょう。
食事前に約束する
「今から夕飯にしようね。途中でおかずで遊んだら、『ごちそうさま』だからね」
それでも、途中で遊び食べを始めたら、食事は下げてしまいましょう。後でお腹が空いても食べさせないのです。
「約束はしたけれど、後でお腹が空いたら可哀想だ」と親自ら約束を翻して、いったん下げた食事を出してしまったら、子どもからは「ママは口先だけで、実行はしない」と思われてしまいます。
徹底した親の姿勢で子どもは「食事中、お行儀悪くしていたらいけないんだ」と学ぶことが出来ます。
これは食事中に席を立ってしまうときも同じです。これで「食事中に席を立ってはいけないんだ」と学べます。
まとめ
子どもは遊びの天才ですから、食べ物をおもちゃにすることがあります。箸にマカロニを縦に並べたり、ちくわをストローみたいにして麦茶を飲んだり、遊びたくなってしまいます。
でも、大人になって遊び食べをしている人はいません。小学生でもいません。4~5歳でもあまりいません。大人になってスプーンをン投げている人はいませんから、そのうち収まりますよ。
食べ物をおもちゃにして遊ぶのは長い人生の中で一時だけのこと。目くじらを立てることではないのかもしれません。
ただし、やっぱりマナーとしては教えなくてはなりません。そんなときは今回ご紹介したことを参考にしてくださいね。