「東京肉まん戦争」勃発!専門店が立て続けにオープン
年も押し迫ったこの時期、都内で“戦争”が勃発したのをご存知だろうか。テレビも新聞も大手メディアは、なぜがこの真実を隠し続けている。
我らがウレぴあ総研だけは真実を伝えるべく、特派員(私です)を“戦場”に送り込んだ。
現場は熱気と熱風でもうもうとしていた。11月25日、恵比寿にオープンした「東京豚饅」の厨房は、まさに“戦場”だった。狭い厨房でスタッフ3人が一刻を争うかのように、黙々と豚まんを作っていた。
すると、その9日後の12月4日、「TOKYO PAO」という肉まん屋が有楽町に暖簾を掲げた。
肉まんは冬の季語。とはいえ、まさかほぼ同時期に肉まん屋が都内に2軒もできるとは……。
この冬、コンビニ各社も肉まんの新作をリリース。それに追い打ちをかけるように、肉まん専門店が都内に2軒も名乗りをあげたのだ。私はこれを「東京肉まんの乱」、「東京肉まん戦争」と呼びたい。ドンドン!(机を叩く音)
手のひらサイズ&全8色の「TOKYO PAO」の肉まん
「東京豚饅」の豚まんはきわめてオーソドックス。一方、「TOKYO PAO」の肉まんは直径6センチの、手のひらサイズ。
イエローやピンクやオレンジ色など、野菜や天然着色料で華やかに色付けした、全8色のカラフルな肉まん(1個すべて234円、税込)を売り物にしている。しかも8色すべて餡の味が異なるというのだ。
なぜこのようなユニークな肉まんを作ったのか。関係者によれば、「女性にも喜んでもらえる肉まんにしたかった」そうだ。
「軽めのランチやおやつに楽しんでもらえる、小さくても食べごたえのある肉まんを作ろうと思った」と話してくれた。1年以上試行錯誤を繰り返し、何度も女性に試食してもらい開発したという。
私もプレオープン時に食べさせてもらったが、私はターゲットではない。そこで女性の友人と、その妹とお母さんの3人に全8種類の肉まんを食べてもらい、感想を聞くことにした。
「TOKYO PAO」全8種の肉まんを食べ比べ!
white PAO(豚まん)
いわゆる豚まんだが、肉の粒粒感を出すため、肉を大きめにカット。コショウがきいていて、姉妹も母も気に入ってくれたようだ。
とくにお母さんは、「皮もおいしい」と高評価。
black PAO(花椒まん)
花椒を使った餡を、竹炭を用いた黒い皮で包んだ。「舌がしびれるぐらい花椒がきいていて、私も母も苦手かも」とは友人の弁。
片や、辛いもの好きな妹は、花椒のピリ辛加減がお気に召したようだ。家族といえども好みがわかれた。