山登りを楽しくする工夫あれこれ
うちの子、ぜんぜん歩かないんです……というパパ・ママに、山登りが楽しくなるちょっとした一工夫。
しゃぼん玉を持たせる
特に、山道までの舗装路や、変化のない退屈な道におすすめです。
両手が塞がってしまうので、道が険しくなってきたら、いったんしまってください。
また、車通りがある道では、夢中になって視野が狭くなり、危険ですので、しっかり親の判断・監督が必要です。
同じくらいの年齢の子どもグループで登らせる
親子だけでは、子どももどうしても甘えてしまいますし、親も(子どもが歩いてくれないと)ついついイライラしてしまいがち。
ところが友達同士だと、仲良く遊びながら登ったり、ライバル意識で競ったり、音を上げるのが恥ずかしくて頑張ったりと、思いのほかスムーズにいく場合があります。
子どもたちの年齢は、プラスマイナス3歳くらいの幅はあってもOKです。
お兄ちゃんに引っ張られて低年齢の子も頑張ったり、逆に年下に負けられないと年上が頑張ったり、という姿が見られます。
ネイチャーゲーム
その場にある自然を活用して、ゲームをするアクティビティです。
さまざまな遊びがあるので、インターネット検索して調べてみてください。
それほど大がかりな道具は必要ないケースが多く、その場でアドリブ的にはじめることもできます。
普段は触れられない、山ならではの魅力に目を向ける
ネイチャーゲームに似ていますが、あまりルールを意識しないで、山ならではの魅力に目を向けます。
たとえば、急に立ち止まって、耳を澄ませて「何が聞こえる?」。
小さな虫の音だったり、遠くの自動車の走行音だったり、風にざわめくススキだったり……。
天気が良ければ、「ねえ空を見て、こんなに青いよね」と言うだけで、日常とはまったく違った景色に出会えます。
また、うちの子のケースだと、急に木の枝を掴んで揺すり、「魚が泳いでる!」と想像力を働かせていました。
くだらないと馬鹿にせずに、一緒に子ども目線になってみると、普段とは違った楽しみがあるかもしれません。
「子どもに嫌な思いをさせることなく、山登りの魅力を実感させる」とは言っても、体力的な負荷は、あまり気にしなくてかまいません。
たとえ疲れたとしても、山ならではの魅力に気づくように仕向けたり、他の楽しみを見つけたりすれば、ぐんぐん登ってくれます。
うちの子にはまだ早いと決め付けずに、ぜひ親子トレッキングに挑戦してみてくださいね。