オンライン配信の一般化にともなって、ファンと配信側のクリエイターを結ぶ「次世代型ファンプラットフォーム」とも言うべきサービスが続々と登場しています。
従来であれば、クリエイターの表現や配信に対し、受け手のファンのレスポンスは間接的だったり、不明瞭だったりしていたものですが、こういった「次世代型ファンプラットフォーム」を利用することで「ファンとクリエイターが直結」でき、双方ともに熱量を享受しあえる大きなメリットがあります。
ここでは注目すべき「次世代型ファンプラットフォーム」のうち、ONEFAN、サイバースター、PEEPSの3つについて、それぞれの特徴とサービス内容をご紹介したいと思います。
【ONEFAN】月額200円から参加できるサブスク型ファンプラットフォーム
清春、天龍プロジェクトなどもいち早く参加中!
まず最初にご紹介するのが2021年末にサービスが始まった「ONEFAN」というファンプラットフォーム。
「ONEFAN」に参加するクリエイターやブランドに対し、そのファンがデジタル会員証を保有することができるサブスク型のファンプラットフォームです。
クリエイターアカウントへ、ファンがサブスクリプション登録する度に、ファンの証明となるシリアルナンバー付会員証明証(ONEFAN ID NFT)が発行されます。
一方クリエイター側はONEFAN IDを分析することで、自身を応援する・支持するファンの熱量を可視化することができます。
サブスクリプションの料金は月額200円からですが、プラットフォーム内でアップグレードをしたり、なんらかのトレードなどを行うことで収益を得たりすることも可能。
言うに及ばず、従来の「ファンクラブ」サービスをさらに密に、充実させたプラットフォームとなっています。
サービス始動時には、アーティストの清春さん、元プロレスラーの天龍源一郎さんなどがクリエイターアカウントを登録し、それぞれのファンの間ですでに話題になっているようです。
「ONEFAN」のサービスが浸透すれば、今後「ファンプラットフォーム限定のオンライン配信」なども始まりそうな予感がします。
目当てのクリエイターが「ONEFAN」に参加している場合、ファンのサブスク登録は必須なはず。注目のファンプラットフォームと言って良いでしょう。
【サイバースター】オンラインライブに欠かせない「お礼」機能が充実したサービス
サービス開始から半年で1.4億円(流通取引額)を突破!
続いてのご紹介は、2020年11月のサービス開始後、わずか半年で1.4億円という流通取引額を突破した「サイバースター」のご紹介です。
従来は運営元が異なっていることが多かった、ライブ配信やECサイト、ファンクラブなどの上記の各種機能の全ての網羅を目指したサービスです。
ファンにとっては利便的であり、クリエイターにとってはファンの横断分析が行える上、支援となる「リワード(お礼)」を便宜的に得られるシステムになっています。
特に「サイバースター」ならではと評判なのが、ガチャ機能です。オンライン上でガチャ専用のコインを購入し、ガチャを回して、ランダムに商品が決定するというもの。
「サイバースター」の場合、複数アーティストのガチャを1つのプラットフォームでまとめて行うものとは違い、アーティストのECサイトに直接ガチャ機能を搭載できるため、ガチャを回す際に他サイトに遷移することなくECサイト内ですべての機能の利用が実現可能という画期的なもの。
このガチャ機能に象徴されるように「サイバースター」では、各アーティストごとのイメージに直結し、ファンが本当に求めているコンテンツ・情報発信を提供してくれるのも特徴です。
いずれもアーティストのオフィシャル商品・作品になるわけで、偽物やコピー物ではない公式のアイテムや体験を、濃厚に楽しませてくれるサービスと言って良いでしょう。