靴下の匂いがチョコレートの香りに!? 嗅覚の秘密にせまる
「匂わずにいられない!~奥深き嗅覚の世界~」
12月13日(水)~2018年5月21日(月) / 東京都 / 日本科学未来館
12月13日(水)から2018年5月21日(月)まで、日本科学未来館にてメディアラボ第19期展示「匂わずにいられない!~奥深き嗅覚の世界~」が公開される。
食べものの匂いでおいしさを感じる、入浴剤の匂いが心と身体を安らかにするなど、くらしのさまざまな場面で匂いは重要な役割を果たしている。そのほかにも、医療現場で不快な匂いをやわらげたりするなど、匂いの使いみちは広がっている。
同展示では近年の研究によって分かってきた成果の中から、<鼻が「匂い物質」をいかに捉えるのか>という点、そして<脳が匂いをいかに感じ、感情にどう影響を与えるのか>、というこれら2つの視点から奥深い嗅覚の世界を紹介する。
<展示概要>
●「多様な匂いを感じる仕組み」
ヒトの鼻の内側には、400種類もの「匂いセンサー(嗅覚受容体)」が存在する。空中を舞う匂い物質がこの匂いセンサーにぴったりはまると、匂いを感じることができる。
また、この匂いセンサーの反応の組み合わせで多様な匂いの認識が可能になる。展示会場では、スミレに含まれる匂い体験から「嗅覚受容体」に個人差があることを学んだり、複数の香りから別の香りを感じる「匂いの足し算」を体験したりして、匂いを感じる仕組みを学べる。
●「匂いは感情をゆさぶる」
近年の研究で、匂いが脳や感情にはたらきかけていることが明らかになってきた。展示会場では、靴下の匂いにバニラの匂い成分を足すことで、匂いがチョコレートのように変化しストレスが軽減されるという体験によって、匂いが感情に与える影響を学ぶことができる。
<会期>
2017年12月13日(水)~2018年5月21日(月)
<休館日>
毎週火曜日(ただし、12/26, 1/2, 3/20, 27, 4/3, 5/1 は開館)、 年末年始(12/28~1/1)
<時間>
10:00~17:00 (入館券の購入は閉館時間の 30分前まで)
<場所>
日本科学未来館 3階 常設展「メディアラボ」
<入館料>
大人620円、18歳以下210円
<出展者>
科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 ERATO 「東原化学感覚シグナルプロジェクト」
(研究総括:東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 生物化学研究室 教授 東原和成氏)
紹介者コメント・イベニアスタッフ
「少女マンガのコミックスのような、メインビジュアルがとっても素敵です。嗅覚は人間の感覚の中でも、まだ謎が多い部分と聞いたことがあります。そんな嗅覚の世界の最新事情を、楽しい展示で知ることができます。靴下のニオイがチョコレートのようになるって、本当でしょうか・・・?」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
(2017年11月14日時点の情報)