2:イライラしている時の発言

保育士をしている時、お友達におもちゃを取られた子が「チッ」と舌打ちをして相手をにらんだことがありました。

その様子に筆者が驚いていると「ママがいつもこうしているから」と言うので、かなり衝撃を受けました。

まさに「子どもはよく見ている」という例で、ママとしてもここまで気を配るのは難しいのではないでしょうか。

そのママの影響を受けた子は無意識で「これくらい当然」という気持ちでも、かなり感情的な行動なので、結果的にお友達とケンカになってしまうことが多かったです。

子どもの前でイライラしたら深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、まねをするようなら「ちゃんと言葉で気持ちを伝えようね」と説得してみてくださいね。

3:大げさに謙遜する

「先生、私ってうるさい?」とよく聞いてくる子がいたので保育士として気を揉んだ時期がありました。

思い切って「どうしたの?」と聞いてみたら、「話すのが上手だね」とその子が人から褒められた時に、ママが「そんなことないよ、少しうるさいぐらい」と返したことを気にしていたようです。

子どもは「謙遜」の意味も理由も分からないので、ママの言葉を真に受けて傷ついてしまう可能性は大いにあります。

大人にとっては何気ないことでも、子どもが自信をなくす原因になり得るのです。

人に好印象を与えたくて謙遜するより、子どものためにも「そうだね、楽しくおしゃべりできるよ」と、自慢にならない程度に答えることがベストです。