野菜の収穫が終わったら、納品作業。まずは少し多めに収穫しておいた野菜から、納品するのにふさわしいものを選別していきます。
大きすぎるものや小さすぎるもの、形がおかしなものは除いて、納品できるものを選んだら汚れがないか確認し、傷つけないように優しく布でふいてきれいにします。
そして発注元のレストラン、ショップでそれぞれ必要な数を袋に入れて、ショップに納品する野菜には値付け作業まで! 野菜ごとに1個いくら、という表が用意されているので、それを見ながら値札シールをはりました。
そして納品です。収穫作業は体験したことがあっても、お店などに納品することはなかなかないはず。ここまで体験できるのが「Farmer’s Academy」の魅力です。
「納品するときは、なんて言って渡す?」とスタッフさんに聞かれ、お店の人とのやりとりを想像しながら伝えるべきことを考え、練習してから納品に行きます。
レストランのシェフとお店のスタッフさんに納品するときは、大役を果たしているようなやや緊張した面持ちに。数の確認があり、「確かに受け取りました。ありがとうございます!」とお礼を言われて、納品完了!
納品が無事終了すると、ドリンクやスイーツと交換できる木のコインをもらうことができます。
ちなみに、ショップに納品された野菜は、フロントにて実際に販売されます。チェックアウト時にはもうなくなっていて、収穫した野菜が誰かに買われていったことがわかると、息子もとてもうれしそうでした。
自分が収穫した野菜を誰かに買ってもらえる喜びが体験できる、貴重な機会となりました。
3:体験を通して学んだことをワークシートで振り返り
農作業のあと、朝ごはんを済ませたら、「POKO POKO」に移動して復習タイム。
「POKO POKO」は文字通りポコポコと連なる3つの大屋根が特徴の、リゾナーレ那須のコンセプトである「アグリツーリズモリゾート」を満喫できる施設。
石釜で焼き上げるピッツァ作りや、落ち葉や枝を使ったオリジナルカード作りなど、リゾナーレ那須ならではのアクティビティが多数体験できます。
ここではスタッフさんと一緒に、自由研究最後の仕上げ。一連の作業を振り返りながらワークシートに気づいたことをまとめていきます。
気づきをうまく言葉にできなくても大丈夫。「種まきをしたとき、どう思った?」「納品したのはどんな野菜だった?」など、スタッフさんが感想を言葉にして書けるように丁寧に導いてくれます。
すべて記入したワークシートをアルバムに貼り付けていくと、1冊の自由研究ファイルのできあがり。学校に提出できるだけの立派な内容のものが完成しました!