――舞台ならではと言えば、証拠品を提示する場面がどう演出されるのかが気になります。証拠品って小さくて客席から見づらいと思うのですが。
和田「それはですね……すごいですよ(笑)」
兼崎「実写版の映画では近未来っぽくCGで表現していましたよね。それが舞台だとこうなるんだ! って感じですね」
――それは楽しみです! お二人は普段、それぞれどちらのキャラクターに近いのでしょう。
兼崎「難しい質問ですね……(笑)」
和田「普段から御剣だと疲れちゃうかな(笑)。でも成歩堂でもないし……僕は矢張政志かな(笑)」
兼崎「僕はどちらかといえば御剣タイプかも。あまり感情を表に出さないし」
――お二人とも普段は役と逆のタイプなんですね。
和田「僕はすごくおっちょこちょいで、見せないようにしてるんだけど、けっこう抜けてるところがあります。駅の改札でスーパーのポイントカードをかざしたりするのはしょっちゅうです(笑)」
兼崎「えっ、そうなんだ?」
和田「友だちからも言われましたよ。『和田くんが成歩堂で、兼ちゃんが御剣っぽいよね』って(笑)」
兼崎「いや、でも僕も洗顔フォームで歯を磨いたことあるよ!」
――"おっちょこちょい勝負"になってますよ(笑)。最後にメッセージをお願いします。
和田「さっきも言いましたが、お客さんには観客としてだけじゃなく、傍聴人として裁判自体を楽しんでほしいですね。一緒に舞台ならではの緊張感と推理を共有していけたら嬉しいです」
兼崎「この舞台が次につながるようにしたいですね。今発売中の『逆転裁判5』の外伝みたいな感覚で楽しんでいただけらいいですね」
現在公演中の「逆転裁判 ~逆転のスポットライト~」で、熱い舌戦を繰り広げている兼崎健太郎と和田琢磨の2人。息のあったかけ合いと、そこから生まれるドラマを存分に楽しんでほしい。