近年人気のラブ史劇で数々の賞を受賞
近年、韓国時代劇はロマンスの要素を盛り込んだラブ史劇というジャンルが人気で良作が生まれている。『赤い袖先』もその一つだ。
幼いころ、宮女ドギムと出会ったイ・サンは、ある出来事から彼女に思いを寄せるようになる。数年後、二人は再会するが……。ドギムを愛し、彼女に助けられながら国王として困難に立ち向かっていく姿が描かれ、回を重ねるごとに二人のロマンスから目が離せなくなっていく。ドギムの本心が分からなくて恋焦がれるサンの気持ちが切なく、胸キュンすること請け合いのシーンも満載だ。
サンが愛したドギムを演じるのは、『宮廷女官 チャングムの誓い』など子役時代から数々のドラマに出演してきた若手実力派女優イ・セヨン。宮女から後宮となる凛とした女性を演じ上げ、“時代劇の女神”の称号も手に入れた。
初共演とは思えないほど息の合った二人のケミストリーは、韓国ドラマ史上最高のラブカップルとして視聴者たちを釘付けにした。
初回の視聴率は5 .7%だったが、回を重ねるごとに数字は上昇し、最高視聴率は17.4%を獲得。主人公二人のロマンスだけでなく、祖父である英祖との複雑な愛憎関係や王族や宮女たちのドラマ、きめ細やかに再現した王朝の華やかな映像美が視聴者の心をつかみ、放送されていた当時の韓国では、連日『赤い袖先』の話で持ち切りになるほどだった。
あまりのヒットに1話延長となり、終了後にはロスに陥るファンも続出! その成果は賞レースでも証明され、2021MBC演技大賞では、ジュノとイ・セヨンの最優秀演技賞、ベストカップル賞をはじめ全8冠を獲得。
第58回百想芸術大賞では、ジュノがTV部門男性最優秀演技賞受賞という最高の栄誉に輝いた。