『トランスフォーマー』や『ウォーキング・デッド』などもアメコミ!

撮影:橋本千尋(P.M.A.トライアングル)

DCとマーベルの作品が目立つ一方で、アメコミ出版社はまだまだある。各社ごとの特徴などを、ブリスターのスタッフの方に解説していただいた。

IDWパブリッシング

実写映画化された人気シリーズ『トランスフォーマー』や『ミュータント タートルズ』、アニメ作品『パワーパフ ガールズ』などのコミックを数多くリリースする出版社。ディズニー作品や『スターウォーズ』などの書籍もこちらから出版されている。

スタッフ氏によれば「おもちゃやドラマをテーマにした原作が多く、『ゴーストバスターズ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』といった作品のコミックも人気が高い」という。

同店のおすすめ作品『トランスフォーマー:フォー・オール・マンカインド』、左は『GET JIRO!』 撮影:橋本千尋(P.M.A.トライアングル)

イメージ・コミック

90年代に実写映画化され、いまだ人気の根強いダークヒーロー『スポーン』などで知られる出版社。海外ドラマの老舗シリーズとして続く『ウォーキング・デッド』や、平凡な高校生がヒーローとして活躍する『キック・アス』の原作もリリースする。

他の出版社とは異なり「各タイトルの書籍の版権が作者にある」という特徴もあると、スタッフ氏は解説してくれた。

ダークホースコミックス

かつては人気の映画『スター・ウォーズ』のコミカライズも手がけていた、老舗出版社のひとつ。『エイリアン』や『プレデター』などの版権モノを手がける一方、オリジナル作品もある。

リリースされるコミックの特徴としては「ゾンビや悪魔などのキャラクターを使った、重々しい世界観の作品が多い」という。

撮影:橋本千尋(P.M.A.トライアングル)
撮影:橋本千尋(P.M.A.トライアングル)

さて、前回に続いてアメコミの魅力をお届けしてきたが、ここまでの話でもまだまだ序の口といったところ。

次回は「上級編」となるが、映像化されていない中で注目のアメコミに登場するヒーローやヴィランズ、そして締めくくりとして、原作を読むからこそ楽しめる“アメコミ作品”の楽しみに迫っていきたい。

取材協力:ブリスターコミックス
住所/〒101-0021 東京都千代田区外神田4-3-10 ミナミビル3F
営業時間/11:00~20:00(年中無休)
電話番号/03-6206-4404
アクセス/JR 秋葉原駅 電気街口(徒歩約4分)/東京メトロ日比谷線:秋葉原駅(徒歩約6分)/東京メトロ銀座線:末広町駅(徒歩約4分)

埼玉在住。編集者・ライター・デザイナーなど。制作会社から独立後、フリーランスとして出版物や印刷、Webなどに関わる。守備範囲は、アイドルやアングラ、ガジェットなど。日常すべてが取材をモットーに、寝るとき以外はネタを探すべくつねに目を光らせている。時折、夜の街もフラつく。交通費やチケット代、物販など含めれば、月に数万円使うほどアイドルが好き。30代にして、アイドルを通して“青春”を追いかけている。