制度の拡充もあり、身近になった「iDeCo」(イデコ/個人型確定拠出年金)は、積立時の節税効果は広く知られていますが、受け取り方法により税金の種類や額が変わる点についてはあまり知られていません。

今回は、iDeCoで運用した資金の受け取り時の注意点について、主に税金を中心に解説します。

iDeCo(個人型確定拠出年金)の受け取り方

iDeCoは、原則60歳から75歳までの間に受け取りを開始することになります。

受け取り方法は3種類で、以下の方法から選ぶことができます。

1. 一時金として一括で受け取る
2. 年金形式で一定の金額を定期的に受け取る
3. 一部を一時金で受け取り、残りを年金で受け取る(併用)

注意したい点は「受け取り方でそれぞれ税金が変わること」です。