「どこを歩くか」を変えない

「家から小学校までの道のりには4車線の大きな通りがあり、クルマの交通量も多いので登下校時の安全については学校からもよく指導があります。

『必ず歩道を歩く』『信号が青になってから手を上げて横断歩道を渡る』などは息子も守れるのですが、2年生になり近所のお友達と一緒に帰るようになってからは普段と違う道を歩くことが増え、それは『絶対にしないで』と何度も言っています。

以前、なかなか帰宅しないので心配して探しに行ったけれどいつもの道のりで見つけられず、焦っていたら遠くの公園でお友達と遊んでいたこともありました。

知らない道はどんなところが危険かわからないし、人気のない道だと何があるか予想がつかないし、そういうのは2年生ではまだまだ想像できないですよね。

『いつ迎えに行っても見つけられるように』と息子に伝えたら納得してくれて、登下校の道順は変えないことを徹底しています。

落とし物も探しやすいし、道端のおうちのかたと挨拶することもあるようで、こんなコミュニケーションも大切だなと思います。

子どもはお友達と寄り道もしたがるけれど『遊びに行くなら一度家に帰る』と決めていて、何より安全のために登下校はまっすぐ帰宅するのがいいですね」(42歳/営業)

家から学校までの道のりは「ここを歩く」と決まっていることが多いですが、慣れてくると普段歩かない道に興味を持ったりお友達と遊びに行ってしまったり、自由に動きたい気持ちが出てきます。

なるべく安全に歩くために道順が決まっているのであって、低学年のうちは寄り道はせずまっすぐに帰宅することを第一に考えたいですね。

「なぜそこを通るのか」を子どもに納得してもらうことが肝心といえます。