寂しい思いをさせないように

一人っ子のママが意識するのはやはり「子どもにきょうだいがいない」ということ。

小学生ともなれば自分が一人っ子であるという実感が湧いてきて、「きょうだいがいなくて退屈」と口にする子も出てきます。

遊び相手となると友達だけになるため、一人っ子の親は「子どもの遊び」に対する機会損失が発生しないように気をつけていることが多いようです。

「今の小学生は忙しくて、毎日習い事があるという子も多いですが、我が家は娘の習い事は週2日におさめていて、他の日は自由に誰と遊んでもOKです。

きょうだいがいないといつでも自由に遊べる相手がいないので、娘自身を“ある程度自由に遊べる子”にしてたくさんの友達と遊べる環境にしています」(派遣社員/38歳)

「息子は3歳になったばかりですが、すでに私や夫とばかり遊ぶことに退屈さを感じているようで……。

休日などは私が積極的にママ友と会ってお友達と遊べるように段取りしています。同じく一人っ子の親となると子どもの相手に疲弊していることも多く、休日にも会わせて遊ばせることを歓迎してくれる人は多いです」(彫金師/36歳)

このように、一人っ子の親は、子どもが一人になる時間ができるだけ少なくなるように配慮しているようです。

子どものことを心配している反面、「友達と遊んでくれないと、自分の時間がなくなってしまう」という意見もありました。一人っ子育児の苦労が伺えますね。