さすがジャニーズ、あいさつだけでも個性豊かです

そんな観客以上にテンション高めなのが、壇上に勢ぞろいしたキャストたち。まずは本作が映画初主演となるSexy Zone・中島健人さん(桐木司役)が「今日は雨が降ってますけど、『雨降って地固まる』と言うんで、それって俺たちの絆のことなんじゃないかと思います! 今日は女の子ナシだから手加減なしで行くぜ!」と先制パンチ。

続くKis-My-Ft2・二階堂高嗣さん(段野秀典役)は今日の独特の雰囲気を「茶色い歓声がすげえ! 黄色じゃないんだね(笑)。今日は外が大荒れですが、ここではみんなの汗を流しましょう!」と表現。さらにA.B.C-Z・橋本良亮さん(ヒロ役)は「女の子の前では絶対言わないですけど、男性の前では言います。今日ヒゲを剃ったんですよ……負けました! カミソリ負けサイコー! よろしくぅ!」と、男性ばかりなのをいいことにさっそく暴走気味です。

「こんなんじゃテッペン取れないぜ!」と客を煽る岩本照さん、「実は僕は男子校出身なので、この雰囲気が懐かしいんですよね」というエピソードを披露した安井謙太郎さん、関西出身の重岡大毅さんは「今日は男ばっかりということでね、みんなで思いっきりバカになりましょう!」とアピール。

「みなさんの声のおかげで緊張ほぐれました!(深澤辰哉さん)」、「思ったよりみなさんがガッと(向かって)きてくれたんで、楽しくやれそうです!(渡辺翔太さん)」「思っていたよりすごくあったかくて安心してます!(森田美勇人さん)」と、今回の企画に緊張していた人も多かったようです。

中には「え~松本…じゃないや、船本潤役の萩谷慧悟です!」「ないっ…あ、間違えましたー!ナイツ・見城樹役の七五三掛龍也です!」といきなり噛んでしまうメンバーも。普段と全然違う環境だろうし、そりゃ緊張するだろうなあ……。かと思えば「もろちゃーん」という歓声に「えっ知ってんの俺のこと!? あざーす!」と返す諸星翔希さんのようなタイプもいたりと、さすがジャニーズ、あいさつひとつでも層の厚さを感じさせます。
 

男っぽさから滲み出るSweetさにキュンキュン!

さて今回の映画『BAD BOYS J』は、今年4月クールで放送された同名ドラマの映画版。広島の覇権を争う極楽蝶・ビイスト・廣島ナイツの3チームの前に、新たな敵が現れる……というあらすじからも想像できると思いますが、描かれるのはまさに“男”の世界。

「男性が楽しめるポイント」として、「やっぱりヤンキーって男の夢じゃないですか。だからケンカシーンはグッとくるんじゃないかな」と答えたのは二階堂さん。普段のキラキラ輝くステージからはかけ離れた体当たりとも言える骨太なアクションシーンは、確かに一見の価値あり! さすが日々ステージで鍛えられているだけあってか、みなさんアクションのキレがいいんですよねー。

とは言え、ただ男臭いだけの映画ではありません。窪田崇監督が「Sweetヤンキー」という言葉で表現しているように、思わずキュンとしてしまう男子の魅力を存分に感じることができるのも、本作の魅力です(というかジャニーズ的にはそっちが本領なんですが)。

続く「女の子を口説くとっておきのフレーズを教えて下さい」という質問には、中島さんと二階堂さんが即興芝居を披露。傘を忘れて雨に濡れている彼女役の二階堂さんに、「お前さあ、雨降ってるのに傘さしてなかったら、風邪引いて、明日もデートできねぇだろ?」とドヤ顔でささやく中島さんに、会場からは「ラブホリーー!」という掛け声が(笑)。