4:子供が自分からやりたがったから
一番習いごとを始めやすいのが、「子供自身が興味を持ったから」というもの。子供自身が「やりたい」というのが、最も理想的な始め方ですよね。
「娘が『名探偵コナン』の蘭姉ちゃんを見て空手をやりたいと言い出したので、ちょうどスポーツをやらせたかったし、礼儀も学べそうだしいいかなと思って」
「テニス漫画を読んだ娘がやってみたいと言い出して、硬式テニスの教室に通わせることに。私も夫も軟式テニスはやっていて、硬式は知らなかったのですが、テニスのことはだいたいわかっているので参加させやすかったという事情もあります」
「小学生の娘はK-POPアイドルが好きで、見ているうちに、自分もダンスをやりたいと言い出してダンススクールの無料体験に連れていったら大ハマリしました。レッスンも土日だけだったのが平日もやりたいと言い出し、レッスンのない日もスマホで自分で踊ってみた動画を撮影していたりします」
自分がやりたいと言って始めるだけに、長続きするケースも多いように思います。
ただ、やりたいと思って始めても、「やってみたら合わなかった」ということもあります。子供の興味から始めただけに親も期待するのでやめどきが難しいですが、続けていても子供がつらそうな場合、見切りをつけることも必要でしょう。
5:友達・兄弟の影響で
友達に誘われたから、兄弟がやっていたので、などの理由もスポーツ系の習いごとを始める理由で多いよう。
「友達に誘われてサッカー教室に。やってみたらサッカー自体も好きになり、何より友達がいるので、とても楽しそうに通っています」
「姉がテニスをやっていたので、自然な流れで弟も始めましたが、今では弟のほうがガチ勢です(笑)」
「負けず嫌いで、年子の姉になんでも対抗する妹なので、姉がやっている空手も当然やりたがり、始めました。運動センスは妹のほうがよく、すぐに帯の色で姉を追い越しそうで姉のプライドが心配です」
「息子は放っておくと家でゲームやYouTubeばかりなので、何かしらスポーツの習いごとをさせたいと思っていたところ、仲よしのお友達がやっているからという理由で水泳をやりたいと言い出し、すぐに無料体験に行きました。水泳自体はそこまでハマっていないのですが、友達がいるのでなんとか続けられています」
中には、いちばん仲よしのお友達が野球をやっているからよく誘われるけど、保護者のサポートがかなり必要なチームなのでできればやらせたくない…と悩むママも。
友達からのお誘いだと親がコントロールできないところではありますが、子供自らの興味がきっかけという意味ではこちらも始めやすそう。お友達がいることも続ける原動力になりそうですね。
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運動系の習いごとは、体力や筋力、運動能力を向上させたり、趣味や特技を増やしたりなど、メリットがいっぱい。ぜひ、子供の興味の方向性と合うようなスポーツを見つけて、楽しく通ってくださいね。