初プロジェクションマッピング:ワンス・アポン・ア・タイム
2014年に東京ディズニーランド初のプロジェクションマッピングのショー「ワンス・アポン・ア・タイム」がスタート。
「物語は、私達をどこへでも連れて行ってくれる」というメッセージのも、20台のプロジェクターを駆使して、ディズニー映画の世界がシンデレラ城に映し出されました。
当時、プロジェクションマッピングは大流行していて、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドやアナハイムのディズニーランドでもプロジェクションマッピングを使ったショーが行われていました。
このため、満を持して東京ディズニーランドでも行われるということで、大変注目されました。
ショーはシンデレラ城前から鑑賞するのはもちろん、プラザ越しに全体を眺めたり、ウエスタンランドやトゥモローランドへ向かう橋の上からシンデレラ城に映し出される映像を間近で観たりと、鑑賞スタイルの多様化をもたらしたのが、ワンス・アポン・ア・タイムの魅力のひとつでした。
時代とともに変化する魅力
あれは無いの? これもじゃない? というご意見が聞こえて来そうですが、今回ご紹介したのは、私自身が記憶に残っている魅力の一部なので、その点はご理解ください。
また、改めて振り返って見ると、時代的な背景やニーズの変化などの理由で、今ではまったく同じことはできないというのも事実。しかし、魅力がなくなったわけではなく、40周年の「ドリームガーランド」は、ゲストやキャストが身につけて、みんなの気持ちをひとつにつなぐという、今の時代に即した形の魅力を提供しているのでしょう。
セレモニーのスピーチでオリエンタルランドの吉田代表取締役社長(兼)COOは、ゲスト、キャスト、ディズイーの仲間たちにも、ひとりひとりに色とりどりの夢があり、それぞれの夢が繋がる場所が東京ディズニーリゾートと語られていました。
数年に渡って続いた自粛が明けて、人との繋がりという「心」に訴えかけるアニバーサリーとなったのは、先の見えない今の時代だからこそ。とても印象的で新しい魅力が、またひとつ生まれたのではないでしょうか。