「過去の不倫」は関係ない

こちらの女性は、不倫関係だった過去にこだわっていました。

その頃自分が自己中心的な気持ちで嫌味をぶつけていたのは「既婚の彼のせい」、彼が独身になった今も独占欲を隠せないのは「その私を知っていてほかの女性と仲良くする彼のせい」、これではいつまで経っても幸せな関係は築けません。

自分の関わり方について「問題があるのはわかっています」と口にすることはできますが、具体的にどう改善していけばいいのか、の言葉は出ません。

過去の自分を彼が嫌悪していると気がついていながらも変わることができず、自分に非があると実感はしながらどこかで受け入れてくれない相手を責めている状態です。

自分の在り方を相手のせいにするのは依存であって、彼のほうに変化を求めていることになります。

「受け入れられない自分」だけを見てしまえば恨み言が募るばかりで、それがわかるから彼のほうは距離を置くしかないともいえます。

女性の状態について過去の不倫は関係なく、考えるべきなのは「自分が」安心することを彼に求める弱さではないでしょうか。