相手から「線を引かれる」ことの意味
女性は、「独身者同士のお付き合いになったからこそ、受け入れないことを伝えて私に変わってほしかったのだと思います」ときっぱりと口にしていました。
彼の気持ちをきちんと客観視できる力があり、甘やかすのではなく自立した心で自分と付き合ってほしかったのだということも理解しています。
それでも、そうやって「線を引かれる自分」への苦しみが、変わることを邪魔していたのかもしれません。
彼に近い女性に嫉妬すること、その自分を知っても「彼は謝らない」「こちらの気持ちを無視する」と口にする姿には、「好きならこちらに合わせるのが愛情なのだ」と思っているのを感じました。
これが弱さの正体であり、独身として対等に付き合えるようになったとしても彼の愛情が続かない理由です。
線を引くのは拒絶ではないとわかっていても、どうしても「合わせてほしい・寄り添ってほしい」の甘えが消えず、安心させる役目を彼に負わせ続ければ、対等を求める彼のほうは別れを考えるのは自然な流れです。
家に押しかけて尽くす自分を見せるのではなく、彼の気持ちと正面から向き合って話し合う勇気が、彼女には必要でした。
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