変わるのは自分のため

それでも、女性は彼が去っていったことに「あの自分では無理だったとわかります」と繰り返していました。

それこそ不倫関係だった頃から嫌味を言ったり不機嫌さを隠さなかったりする自分は拒否されていて、独身者同士の交際となってからもそれが続けば、関係が対等である以上は彼のほうが別れを選ぶのは当然だったことも、理解しています。

変われなかったのは自分の弱さ、その痛みをちゃんと受け入れることで、これからの振る舞いを良いものにできると筆者は考えます。

依存関係では、「変わる」のはあくまでも相手のためであり「その結果自分が愛されること」の要求がセットになります。

そうではなく、愛する人とより居心地よく関わるために変わるのであり、変化の理由を自分に置くことが肝心です。

変わるのは自分のため、その自分が人からも愛されるのだと、改めて考えたいですね。

過去があるからこそ現在の交際でそれを引きずるのは、不倫に関係なくあることです。

受け入れてくれない相手を責めていれば幸せな交際は叶いません。まずは自分が変わっていこうとする姿勢が、同じ目線で愛情を育てるためには重要。

愛する人だからこそ、依存ではなく自立した心で向き合いたいですね。