ヘルプマークの存在
見た目ではわからない内部疾患や障害がある人もいます。そんな人のために“ヘルプマーク”があります。
ヘルプマーク
“義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることができるマークです(JIS規格)。
ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、電車・バス内で席をゆずる、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動をお願いします”
“マタニティーマーク”をつけていたら、「妊婦様アピールするな!」と怖い目にあった話も取沙汰されています。
妊娠初期で切迫流産のリスクが高かったり、つわりがひどい場合などには“ヘルプマーク”をつけることもできます。
56歳の私が妊婦に間違われた!
筆者の話です。中央線でダボッとしたワンピースを着て立っていたら、目の前にいた40歳代の女性から「席、替わりましょうか」と声をかけられてしまいました。私は56歳で中年太り、でも「完全に妊婦と間違われている!」と思いました。
「妊婦ではありませんから大丈夫です!」と断ってしまうと“恩を仇で返す”ことになるので、替わってもらおうかとも思いましたがその勇気はなく、「次の駅で降りますから大丈夫です」と言い、妊婦のふりをしてそこを離れました。
「そんなにお腹が出ているんだ。真剣にダイエットしなくては!」とショックでしたが、「妊婦に間違われるほど若く見えたんだ~」とプラスに捉え、自分を納得させました。
このように実年齢と見た目にはギャップがあります。
まとめ
子連れの場合、“公共の交通機関で席を譲るか、譲られるか”は相手によりけりで微妙な判断が必要になり、頭の中は「ああでもない、こうでもない…」と忙しくなります。
「子どもは電車賃を払っていないのだから立っていて当然」という教育方針の家庭もあります。また、これと真逆に「子どもだから座らせてもらって当然」という考えの家庭もあります。
いずれにせよ、声をかけられた場合は無言を貫くのではなく、「ありがとう」と感謝の言葉や理由を加えた丁重なお断りの言葉を伝えることで、お互い不快な思いをしなくて済みます。
そんな親の背中を見て、子どもも自然とマナーを学ぶことが出来るようになるのではないでしょうか。
皆さんはどうお感じになりますか?