黒毛和牛の希少な部位を、在庫があれば注文できる。しかも1枚100円。その中にシャトーブリアンを発見。シャトーブリアンはヒレの一部で、ごく少量しかとれない最高食材だが、1枚100円。

この日運良くあるというではありませんか。

左から、ミスジとシャトーブリアン

今回はミスジとシャトーブリアンを頼みました。

肉は味噌ダレか、だし醤油か、塩でいただく。

シャトーブリアンはだし醤油とわさびで食べてみた。脂が少なく、さらりとしている。

松本店長によれば、一度に4〜5枚、それを5セットほどオーダーする人もいるらしい。

今回のようにミスジとシャトーブリアンを頼んだ場合、一度のオーダーで2品✕5枚ずつ、これを5セットということは、マックス50枚平らげる計算になる。

50枚も食べられるかどうか自信がないが、この店の肉は食べやすい気がする。その理由はほどよく脂がのっているからだと思われる。美味しくて食べやすい肉を提供しているがゆえに、量を食べられ、コスパがいいのがこの店の特徴。

肉だけでなく、白飯やビビンバなどのご飯物とスープもある。

その中から「みやもとさん家の肉卵ごはん」を頼んだ。そぼろがかかっているが、鶏肉ではない。

「黒毛和牛のそぼろです。下味しかつけていないので、だし醤油をかけてください」と松本店長は説明する。手頃な量なので、箸休めにはちょうどいいかも。

サラダもいくつかメニューがある。その中から焼肉屋の定番、フライドオニオンがかかった「チョレギサラダ」をオーダー。シャキシャキした野菜が舌と歯に心地よい。

場所柄サラリーマンも多いが、女子会にも重宝されているそうだ。女性は500円引きなので利用しやすいのかも。90分1本勝負だが、お望みなら延長戦も可能(プラス700円で30分)。

【みやもと牧場八丁堀店】
住所/中央区八丁堀3-19-9 京橋第六長岡ビルB1
電話/03-6228-3575
営業/11時30分~16時、16時〜23時30 分、土・祝日12時~23時30分
休み/日曜

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。