尊敬しているキャラクターは? もちろんスパイダーマン!
トムにとって、ピーターの師匠的な存在であるトニー・スタークを演じているロバート・ダウニー・Jrとはどういう関係ですか? という質問に対し、
トム「彼は本当にアイアンマンなんだ。
素晴らしい体験をさせてもらってるよ。
毎日実際に現場で仕事をするときに、朝、顔を合わせてリハーサルをして、彼と意見交換をするんだけど、彼は自分自身のエゴが本当にないんだ。
強く主張しないし、仕事熱心で礼儀正しくて、まさに真のプロって感じ。
彼と仕事をすることは僕にとって夢のようなことなんだよ。
緊張感もあるんだけど、彼は本当に才能がある人で、アドリブとかもすごい。
ただぼーっとしてると、彼がいろんな事を投げかけてくるから、ちゃんと受け止めることができないと愚かに見えちゃうので、ちゃんと集中して仕事に挑んでいるよ」
と言い終えたあと、
「答えが長くてごめんね」と、観客、そして通訳の方に気を使っていて、本当にいい子だなと思いました。
ロバート・ダウニー・Jrはトムにとってお兄さんですか? お父さんですか? との質問には、
「おそらく彼の希望としてはお兄さんなんじゃないかな」
と言ってニコニコして、そのあと隣のルッツ監督が小声でトムに「おじいちゃんじゃない? 」と言った時、しーっと人差し指を口に当てている姿がハイパーキュートでした。
監督とトムに対し、「尊敬しているキャラクターはいますか?」という質問には、
トム「スパイダーマンだよ! 彼のすごいところは、自分がスパイダーマンであることを秘密にしているところ。
僕があんなスーパーパワーを手に入れたらその日のうちにインスタグラムにアップするよ!
でも彼は、スーパーパワーを秘密にしている。
それはすごく名誉ある、高尚なこと。
しかも彼はスーパーパワーを人を守るため、良いことのために使っている。
他の人がなかなかしないようなことをする、最高のキャラクターだよ!」
ルッツ監督「もちろんキャプテンアメリカだよ。マーベルの世界にはじめて入ったのが『キャプテン・アメリカ』の映画だったから、思い入れが強いんだ。
キャップはスパイダーマンと同じように高潔で、正義感溢れる素晴らしいキャラクターであるし、ヒーローになるまでの道のりも他のキャラクターと違う。
最初から超人的な力があったわけではなく、正義感で、世のためになりたいという一心で、超人的なヒーローの生まれ変わる、そう言った意味で見習うべきキャラクターだと思うよ」
困難なことに直面した時、大切にしていることはなんですか? との質問に、
トム「実際になにかに直面して、成功するのか失敗するのかはさておき、挑戦することが必要だと思っているんだ。
そういう姿勢でいることを両親から教わったんだよ。
どんな障害でもハードルがあっても、とにかく自分の最善を尽くし、努力をすること。
ハードルを上から行くのか下からくぐるのか、どう回って行こうと、最善を尽くすことが大切だと思っているよ」
と、トム自身が心がけていることを教えてくれました。