――衣装合わせのお話が出ましたが、それぞれの役のビジュアルもインパクトがあります。衣装や髪型についての印象はいかがでしたか?
與那城:僕は撮影当日までこの髪型になるとは知らなかったんですよね。
大平:本当にこれで出るんだ!?ってならなかった?
與那城:なったなった。自分の中では原作にちょっと似せるくらいだろうと思ってたのが、ガッツリ寄ってて。
大平:僕も同じ感じでした。でも本当は、オールバックで帽子なしの予定だったんですよ。
それが、帽子をかぶった方が目黒っぽいってなって、監督やスタッフさんと話し合った上で今のスタイルになりました。
金城:僕が演じた沢村良は、2人とは違って原作とは全然ビジュアルが違っていて。
髪型を決める際に監督と原作を見てたんですけど、原作の中で髪型がいろいろ変わっいて、「どれが正解!?」ってなったんですよね。
なので品川さんと相談して、前髪があった方が僕のパーソナルな部分が引き立つんじゃないかっていうのと、当初は金髪のメッシュにする予定が、金髪系のキャラクターが多いからオリジナルで色を入れようっていうことで、このスタイルになったんです。自分でも結構気に入っています。
完成した映画を観て思ったこと
――完成した作品を観て、お互いのアクションや演技をどう思いましたか?
金城:最初に練習し出した時期のことを知っている分、当時を想像しながら完成した映画を観ると本当にすごいなと思います。
自分たち自身も成長したと思うんですけど、僕たちの動きをカッコよく撮ってくれる撮り方とか、そういう技術的な部分でも品川組のみなさんのすごさを感じました。
――確かにアクションしている間はどんな風に撮影されているのかはわからないですもんね。與那城さんや大平さんはどうですか?
與那城:いや、もう、祥生の上達ぶりが。初のアクションだったので、練習し始めた頃は僕や碧海も「祥生、それはたぶん違うと思う」とか言いながらやってたけど、いざ完成した映像を観たら本当にすごくてかなり頑張ったんだなって思いました。
大平:練習し始めた頃の僕、めっちゃ面白いんですよ(笑)。
與那城:今だから言えるけどね(笑)。
大平:なんとか形になってよかったです。
與那城:めちゃくちゃ頑張ってたもんね。
大平:僕は奨くんが(長田)拓郎くん(下原孝二役)と戦うシーンで、木刀がなくなって素手で戦う時にちょっとニヤッと笑うところ。あそこでスイッチが入った感じがめちゃくちゃ好きです。
あと、碧海は最初の登場シーン。登場人物が紹介されるシーンで、それぞれがラップに合わせて動くんですけど、そこでの碧海は動きがきれいすぎて若干引きました(笑)。
與那城:紹介のシーンでは、僕だったら“特攻隊長”とか祥生だったら“親衛隊長”とか肩書きっぽいのがあるんですけど、碧海は何もないっていうか“期待のルーキー”。
なのに、(手元にあった映画資料を見ながら)ルーキー、前に出過ぎじゃね!? このメインビジュアルを見た時、俺ちょっと笑っちゃったもん(笑)。
大平:奨くんより大きめだし。
金城:俺、2作目やから(笑)。
與那城:そういうこと!?(笑)