4: スマホ決済口座やプリペイドカードにお金を入れる

なんとも現代っぽい方法で管理しているパパ・ママもいます。

「スマホ決済の口座を子ども名義で作っているので、そこにお年玉でもらったお金も入れていますね。結局使ってしまうと思うので、お小遣いなどと同じように普段の生活でお年玉のお金も使えるようにしています。

ただ、お年玉をそのまま渡さずにスマホ決済口座に入れているのには理由があって。我が家はPayPayを利用しているのですが、アカウントに1日や1ヶ月の利用上限額を設定できるのですよね。

お年玉が入ったからといって、一気に使うことがないように管理できるので便利です」(専業主婦/34歳)

お年玉とお小遣いをあえて区別せず、普段から使えるようにしているという家庭も意外に多いものです。しかし、不安なのは「大きな金額を一気に使ってしまうのでは」という部分ですよね。

スマホ決済や子ども用のプリペイドカードは、子どもに自由に使わせているようでいてしっかりと親が管理できます。中には、何にお金を使ったか親に通知が来るサービスもあるので、「管理しつつ、お金は自分で使わせたい」という場合は検討しても良いかもしれません。

“あえて自由に使わせる”派もいる!

「お年玉はあえて子どもに渡して自由に使わせています。もちろん、『友達に奢らない、貸し借りはしない』という一定のルールは設けていますが。

せっかくなので、欲しいゲームソフトなどを自分で考えて買ってみてほしいというのと、散財したら散財したで『こんなことに使うのは無駄遣いなんだ』ということも考えられるようになると思うので」(薬剤師/39歳)

このように、あえてお年玉を思いっきり使わせることで金銭感覚を学んでもらうという方法をとっているパパ・ママもいます。

全額ではなくとも、一部は好きに使わせて残りは親がさまざまな方法で管理している、というハイブリッド方式を行なっている家庭もあるようです。

子ども自身でしっかり使い方を考えたり貯金に回したりと、上手に管理ができるのが理想ですが、まだお金の価値をしっかり理解していない子どもに全てを任せてしまうのは不安ですよね。

とはいえ、親が管理する方法もたくさんあり、親自身もその管理の方法に迷ってしまいます。

まとまったお金が入るお年玉は、子どもの金融教育を始める良いタイミングでもあります。まずは親だけで管理方法を決めず、子どもの希望なども聞きながら話し合ってみましょう。家庭にぴったりな方法が見つかれば良いですね。