2013年夏の移籍市場、5大リーグ別の支出額(=支払った移籍金)一覧。イングランドが突出している ※1ポンド=165円、1ユーロ=134円で計算(11/25時点のレート) ( 出典= BBC Sport)
莫大な放映権料と、リーグが一括管理する弱小に優しい分配方式。これこそ、プレミアのクラブが上から下まで潤う理由である。
スペインでは各クラブが個別に放映権料の交渉ができるため、R・マドリーとバルセロナは1億ユーロ(1340億円)以上を受け取れるが、その他18クラブは雀の涙ほどしか手に入らない。イタリアやドイツも〝均等分配方式〟を採用するが、分配金の分母がプレミアとは違いすぎる。
また、プレミアは全収入の約50%が放映権料だが、チケット代やスポンサー料、マーチャンダイジング料などその他の収入源を見ても、世界屈指の観客動員数を誇り、早くから国外へのアピールにも力を入れてきたプレミアはそのすべてがトップクラスと言える。
近年、CLの舞台では存在感を失いつつあるイングランド。しかし〝マネーリーグ〟においては、まだまだヨーロッパの盟主の座は安泰だ。
※本記事は「FOOTBALL DAYS Vol.1」 (2013/12/17発売)の記事を再掲載したものです。
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