「息子は幼稚園の頃から英会話教室に通っていて、小学校に進学してからは別の学習塾に行くことを検討していました。夫と周辺の塾を調べてあたりをつけ、そこにお子さんが通っているというママさんに話も聞いて、まずは体験入学から始めました。
週に一度の英会話教室で慣れている息子は、一日増えた別の塾への通学も抵抗なく受け入れてくれたのですが……。
その塾は大通りに面していて駐車場がなく、近くに時間制のパーキングも見当たらないため、授業が終わる時間になるとお迎えのクルマが周辺にたくさん路駐して、危険であることは人から聞いていました。
息子は自転車で通っていたのですが、人で混雑するなかで駐輪場から出るにも時間がかかり、またお子さんを待つ親が駐車場にたむろしているのも『ジロジロ見られるし、◯◯はまだ中にいるかとか聞かれるのが嫌』と話し、通うのを渋りはじめました。
学習塾にこの状況をどう思っているのか、夫が電話で確認すると『親御さんの自己責任ですので』と言われたらしく、そこで塾をやめる決断をしました。
送迎のクルマの話は聞いていたけれど、実態のひどさは息子から聞くまでわからなかったし、何よりその息子がストレスに感じるのなら行かせる意味はありません。
その学習塾の意識にも疑問を覚えますが、先生の教え方以外の部分で問題があると、やはり気分よく我が子を送り出せないですね」(35歳/教育)
学習塾の指導そのものより、外の環境が問題になることもあります。
違法駐停車を放置したり、他人の子どもに一方的に声がけをすることを注意しなかったり、問題意識の低い塾では子どもが安心して通えるはずがありません。
親の自己責任に丸投げするようなところとわかったら、すぐに離れるのが子どものためといえます。