猛暑のからだの不調におすすめの漢方

猛暑で弱ってしまったからだを整えるなら、漢方薬もおすすめです。漢方薬は体質に作用し、熱中症になりにくいからだ作りをサポートしてくれます。

漢方薬は植物や鉱物など、自然由来の生薬をもとにしていて、一般的に西洋薬に比べて副作用のリスクが低いといわれています。

漢方薬で猛暑の不調に対処するなら、「余分な熱を冷まし、のどの乾きやほてりを抑える」「水分の循環を高め、からだに潤いを与える」「胃腸のはたらきを回復する」といったはたらきをもつ漢方薬を用いましょう。

<猛暑の不調に対処する漢方薬>

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう):全身にエネルギーを補い、胃腸機能を高め、疲労を回復し気力を充実させます。食欲不振が目立つ方に。

・清暑益気湯(せいしょえっきとう):暑さにより消耗したエネルギーや潤いを補い、弱った胃腸のはたらきを高め、水分代謝も改善して、暑さによる食欲不振や倦怠感、夏やせを改善します。

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残暑に負けないからだ作りを

猛暑による熱中症、夏バテなどの不調は日々の生活習慣を変えることでも予防・対処できます。栄養バランスのとれた食事と、規則正しい生活を続け、厳しい残暑を乗り切っていきましょう。

【参考】
(※1)日本気象協会 tenki.jp「7日は立秋『残暑も厳暑』40℃に迫る災害級の暑さ見通し(気象予報士 福冨 里香 2024年08月04日) 」

(※2)NHK「“126年間で最も暑い7月” 全国の平均気温 過去最高に

(※3)厚生労働省「水分補給と休憩

<この記事の監修者>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師:碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)

神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

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