「自分の気持ちを理解してもらうのは難しい」と心得る

デートDVに悩む女性の話を聞いていると、相手の男性のほとんどが「話し合おうとするとこちらを責めるばかりで進まない」「それはこういうことかと言ってもいないことを捏造して話の論点をずらす」など、まともな気持ちのやり取りができないことがわかります。

支配によって相手を自分の都合よく存在させたい男性は、その人が自分に抵抗すること自体を受け入れることができません。

それは自分が拒絶されるという受け取り方をするのがほとんどのため、相手が「ふたりの仲を改善したい」と気持ちを伝えても理解できないのも、よくある流れです。

そもそも、本当に愛情があるのなら相手の気持ちにきちんと耳を傾ける姿勢を持てるはずで、それができない時点でふたりの関係が愛情で結ばれているのかどうか、考え直す必要があります。

無理に話し合おうとすれば激昂して暴力に出ることもあるので、会話が成立しないと思ったら潔くその場を離れることを考えましょう。

物理的な距離を取ったうえで今後どうするかを考え、LINEのメッセージなど証拠が残る形で気持ちを伝えるのも、後のトラブルを防ぐためには重要なときもあります。

デートDVをする側に自分の感情を理解してもらうのは難しい、と心得ましょう。