「今」に合わせられないのが恋愛でつまずく原因

いくつであっても、人を好きになることは奇跡であり、結ばれるのは容易ではありません。

若い頃はそれでも心に勢いがあり、高いエネルギーで乗り切れた場面があったと思います。

それが40代になってからは気が引けて動けないという人が増えるのは、気持ちの“しんどさ“やストレスに耐える力が、減ってくるからではないでしょうか。

体力の衰えなどは年齢を重ねれば避けることができず、それにつれて「恋愛に振り回されることそのものにエネルギーを使いたくない」と話すアラフォー男性もいます。

そんな「今」と上手く付き合えるのが、40代からの恋愛を順調に進められる女性。

反対に、現在に合わせられない女性は、人との関わりでつまずく場面が増えてくるのを感じます。

具体的に、どんな女性が恋愛で失敗しやすいのでしょうか。

1.「男性に任せるほうが上手くいく」と考えている

上記の女性のケースでは、男性と会うときは「デートのプランは男性が考えるもの」という価値観が若い頃から続いており、自分からは提案をしない姿が目立ちました。

そこに男性を試す意識などはなく、「私が出しゃばるより、男性に任せるほうがスムーズだった」という昔の経験が下地にあります。

年を取っても女性をエスコートしたいと考える男性はもちろん大勢いますが、引っかかるのは女性が「相手もそれが正解と思っていること」です。

「この人は私と過ごすとき、自分の計画があるだろう」と思い込み、それを確認することなく黙って見ているのですね。

食事をした際に「お金の話をするのはタブー」と考える女性は、男性が「ここは自分が払うよ」と口にするのを当然と思っていました。

昔はそれで納得する男性がいたかもしれませんが、たとえば「今の」男性が「おごられるのは当たり前と思っているのだな」とネガティブに感じてしまったら、次の機会を持とうとは思わないですよね。

社会人経験を積み、仕事をして収入もあるのなら、相手の負担を考えて割り勘を提案するほうが心の動きはスムーズな場合があります。

自分優位でも関係が進んだ30代と違い、アラフォーからは「負担」についてより対等に考えてくれる女性のほうが、男性は心を開きやすいもの。

それは、「自分のほうががんばらないとこの人とは付き合えない」という経験をした男性ほど、年を取ってからはそこまでエネルギーを使わなくても自然と感覚の合う女性を求めるからと、筆者は感じます。

「男性に任せるのがベスト」ではなく、相手の意思や気持ちを確認して「ふたりにとっていいやり方」を話し合えるのが、40代からの恋愛で落ち着きを求める男性にとってはより大切になるのではないでしょうか。