意識を「今」にアップデートしていく

上記の女性は、人と衝突が絶えないなどネガティブな関わりが目立つわけでは決してなく、恋愛について今の自分の状態が男性にどう見えるのか、という視点が不足していると感じました。

「アラフォーになっても恋愛を諦めたくない」の気持ちがあるからこそ、昔の成功体験を引きずってしまうのはよくあることで、それが通用しない現実を見れば心は落ち込む一方です。

その経験はもちろん大切にするべきですが、「今の」自分にしっかりと焦点を当てることも、40代以降の恋愛では重要と感じます。

自分と等しく男性側にも「変化」は起こるものであり、いつまでも勢い任せの恋愛を求める人がいる一方で、若い頃の経験を活かして穏やかなつながりを求める人は、40代以降は増えてきます。

好きになった男性は自分とどんな関わりを求めているのか、それは自分の「今の」感覚と合うものなのか、きちんと言葉にして気持ちを伝える、相手の意思を確かめる姿勢も、信頼を深めるコミュニケーションには欠かせません。

昔にとらわれるのではなく「今」に意識をアップデートしていく強さが、40代からの恋愛を楽しむには大切なのですね。

「40代になってから男性に振り向かれなくなった」のは、男性に見せている自分が相手にとって合わないものであるからです。

年齢を重ねての変化は男女関係なく訪れるもので、たとえば男性側が今の自分に合う女性をきちんと理解している場合は、女性を見る目はよりシビアになると考えるのが正解。

「今の」自分にとって居心地のいい関係はどんなものなのか、まずは心と向き合う勇気を持ちたいですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line