10月18日(金)後楽園ホールにて開催される「WHO‘S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.25」を、U-NEXTにて独占ライブ配信いたします。




【メインイベント】58.0kg契約10回戦



◇阿部麗也(KG大和)31歳 30戦25勝(10KO)4敗1分
  今年3月の世界挑戦で悔しい8ラウンドTKO負け
  サラリーマンと2足のわらじで世界王者をあきらめない、自分を信じる天才が再起戦へ
◇川本響生(吉祥寺鉄拳8)21歳 9戦7勝(3KO)1敗1分
  柔軟なディフェンスと多彩な攻撃と“若さ”を武器に、初の10回戦
  手の届かない存在だった“ベテラン”に挑み、その世界ランクを狙う

「WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.25」のメインイベントはフェザー級の新旧対決。世界挑戦も経験した元日本、WBOアジアパシフィック・チャンピオンの阿部麗也(KG大和)がリングに復帰し、新鋭の川本響生(吉祥寺鉄拳8)の挑戦を受ける。
 阿部は今年3月、米国ニューヨーク州ベローナでルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)の持つIBF世界フェザー級王座に挑戦した。指名挑戦者として満を持してのアタックだったが、結果は8ラウンドTKO負け。序盤に右目が腫れあがり、その後もロペスのパワフルな攻撃にさらされ、世界レベルの強さを身をもって味わう完敗だった。
 しかし夢の世界王座をこれで諦めるつもりはなかった。幸いにも右目の傷も大したものではなく、現地の病院を出る時にはもう再起を決めていた。「それは世界のトップを経験したからです」と阿部は言う。リングでロペスと対面してこれまでにない怖さを感じたが、「あれ以上のものはない」と考えると、前を向けた。この経験を今後生かしてやろうじゃないかと思えたのだという。
 自信の根拠もある。ロペスのハードパンチをガードで防ぐことができたのはその一つだ。これまでの阿部はステップや懐の深さを活かして相手の攻撃を外し、カウンターを取るのがパターンだった。ロペス相手だとそれでは追いつかず、ガードせざるを得なかったのだが、これが想像以上にうまくやれた。
 その時阿部はかつて伊藤雅雪や岩佐亮佑ら海外で世界を獲ったチャンピオンが言っていたことを思い出した。「前でボクシングができないと海外じゃ勝てないんだよね」。ああ、こういうことなのか、阿部は納得した。「ガードして芯でもらわなければ大丈夫だ。今回はバックステップして煽られて体が浮いちゃったけど、最初からこれでやれるなら違った展開になる」
 阿部は帰国して次の週にはジムに戻った。さっそくガードを上げてストレートの練習を始め、ベテランはこれを2ヵ月も繰り返した。
 再起戦は10歳も年下の若手を迎える。テーマはずばり、勝ち方だ。「自分は脚でかわして打つイメージだと思うし、現にそれでロペスに完敗しているから、ここは攻撃的な面をアピールしないといけない」。圧力をかけて川本を弱らせ、中盤で仕留めるというのが阿部の描くイメージだ。
 かたや川本。7勝(3KO)1敗1分の戦績、しかも8回戦は1試合のみと、キャリアは阿部に及ぶべくもない。「雲の上の存在」だという阿部から試合のオファーを受けた時は、ビックリして噴いた。しかしそれも一瞬のこと、声がかかったことを素直に喜び、大冒険に奮い立った。
 幼い頃からキックボクシングをやっており、格闘技歴はそれなりに長い。高校1年で一度ボクシングから離れたものの、戻ってきてプロデビューしたのが19歳になる直前。中間距離で柔軟に上体を動かしながらシャープな左ジャブを繰り出す、オーソドックス型だ。
 試合が決まると、川本は大橋ジムに出げいこして力石政法や大型ホープ坂井優太らとスパーリングを行った。「最初は何もできなかったけど、一度やると分かってきました」。感覚をつかむのが速く、本番まで急成長する可能性もある。
 これまでは試合前になると決まって神社にお参りしていたが、今回は一度も神頼みをしていない。自分を信じているから、と川本は言う。「勝てば世界ランカーです。完封、圧倒する。そんな気持ちで一日一日すべてを捧げています」
 ともに中間距離での攻防を得意にするが、阿部が宣言通りにニュースタイルで戦うなら、試合はまた異なる展開をたどるだろう。
 8回戦は3試合。セミファイナルには「WHO'S NEXT強化育成指定選手」の眞下公翔(横浜光)が出場する。前回フィリピンで惜しくも喫した初黒星からの再起戦。また、ロサンゼルスで、中谷潤人(M.T)、アンソニー・オラスクアガ(米国)と同じチームのエイドリアン・アルバラード(米国)が本邦初登場。そして日本スーパーフェザー級3位のそれいけ太一(KG大和)は現王者の奈良井翼(RK蒲田)、ランカーの石井龍誠(金子)に2連敗中だが、タイトル挑戦に近づくためにも負けられない試合となる。強打の元ランカー、遠藤勝則(角海老宝石)と対戦。

■U-NEXT配信概要
2024年10月18日(金)
配信開始 17:35
開演予定 17:45
https://video.unext.jp/genre/martial?lc=LIV0000006496&rid=FS00041
※配信時間は変更となる場合があります。
※ライブ配信後は見逃し配信を予定


【出演者】
解説:セレス小林 亀海喜寛
実況:鈴木 健 中野謙吾 中元翔一
MC:鈴木 健


【対戦カード】
■第1試合<48.5kg契約6回戦>
 阿部大翼(青木) vs服部凌河(横浜光)
■第2試合<ミニマム級6回戦>
 ファン ジン(中国) vs宮川晟(横浜光)
■第3試合<バンタム級8回戦>
 エイドリアン・アルバラード(アメリカ) vs エイドリアン・レラサン(フィリピン)
■第4試合<スーパーフェザー級8回戦>
 それいけ太一(KG大和) vs 遠藤勝則(角海老宝石)
■第5試合<フェザー級8回戦>
 眞下公翔(横浜光) vs チャン ファン(中国)
■第6試合<58.5kg契約10回戦>
 阿部麗也(KG大和) vs 川本響生(吉祥寺鉄拳8)


「WHO‘S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」HP / SNS
公式HP:https://dynamicglove.com
公式X:https://whosnext_boxing
公式インスタグラム:https://www.instaram.com/dynamicgloveboxing/

「ダイナミックグローブ」とは
数々の伝説を生んだボクシング番組
「ダイナミックグローブ」が“進化”して、U-NEXTのライブ配信へ!
1954年に始まり、テレビレギュラー放送は40年以上、興行回数は622回もの歴史を誇り、大場政夫、浜田剛史、辰吉丈一郎、西岡利晃、山中慎介など、世界チャンピオンとなった名選手たちの試合を数多く中継してきた「ダイナミックグローブ」。
そんな伝説のボクシング番組の新シリーズが、U-NEXT独占のライブ配信としてスタート!
東洋太平洋タイトルマッチや日本タイトルマッチを軸に、聖地・後楽園ホールから中継するという伝統は変わらず、音響やビジョン、照明などの場内演出は一新!
セレス小林、山中慎介、長谷川穂積など豪華解説陣も加え、“進化”したボクシングイベントとして、
毎月第1週と第3週をベースに月2回のライブ配信を予定。配信はすべて見放題のため、無料トライアル期間中の方は追加料金無しで視聴可能です。

また、U-NEXTでは、「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」の過去試合や世界プロボクシング、TREASURE BOXING PROMOTIONのライブを定期的に配信中!あわせてお楽しみください。

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