ふだんの生活でも脱水になりうる? 水分補給を意識して!

全国的に気温が30度以上、なかには35度を越える地域が多く、夏は特に意識して水分補給を行わないと脱水状態になることがあります。

脱水というと、外出時や屋外での活動時に起るものと思いますよね。でもエアコンの効いた室内でも私たちの体は吐く息や皮膚からから水分を失っています。

発汗時はもちろんですが、屋内でも意識して水分を補給したいですね。

どれくらいの水分を失っているの?

何気ない日常生活の中でも私たちは水分を失っています。

●座っているとき 約4時間(約23℃) 約200ml
※出典 Doi T,et al;Aviat Space EnvironMed 2004
●入浴 7~10分(約43℃) 約400ml
※出典 Fujishima K,Kosaka M;Nagoya Med J 1971
●睡眠 8時間 (約29℃) 約500ml
※出典 大塚製薬佐賀栄養製品研究所データ 2000
 

どんなタイミングで、どれくらい水分補給すればいいの?

先に示したとおり、水分が失われやすいタイミング、特に入浴後、起床時は、のどの渇きを感じなくても水分補給する必要があります。

夏はビールなど、冷たいアルコール飲料が美味しい時期ですね。いろんなイベントで、お酒を飲む機会も増えると思います。

ただ、アルコールが入った飲料は利尿効果があり、飲んだ以上の水分を排泄してしまうため、しっかりと水分補給を意識することが大切です。

また、気温が高い時の外出、長時間の外での作業など、発汗による体内の水分や電解質(イオン)の減少がおこり、熱中症になる場合もあり、この時期は特に水分補給が重要です。

水分補給のポイントは
●こまめに水分補給
●のどが渇く前に水分補給
●起床時、入浴前後に水分補給
●大量に汗をかいた時は塩分も補給
●アルコール飲料での水分補給はしない
●5~15℃の温度が吸収が良く、冷却効果も大きい
とされてます。

環境省「 熱中症環境保健マニュアル」より

カラダを動かすなら水分補給は必須!ウォータースポーツでも脱水は起こりうる!

「言われなくても運動時は、喉が渇きますから、ちゃんと水分補給してますよ」

そうおっしゃる方も多いと思います。ただし運動時は水分以外に体にとって必要な電解質も一緒に失われてしまいます。
また、意外な盲点ですが、水泳などのウォータースポーツは、発汗を感じにくいですが、実際、汗と一緒に水分や電解質が奪われています。

ですから、ウォータースポーツを楽しむ方も、必ず休憩時間を設けて、水分補給を行うのが大事です。

水分補給は水だけでは不十分

積極的にスポーツを楽しむ方はもちろん、日常生活でも、水分+電解質の補給が必要です。

夏の水分補給には水分をスムーズに補給できるイオン飲料を利用してみてはどうでしょうか。

電解質の働きで水よりも体内に素早く吸収されて、かつ、水分を長くキープできるという特長があります。

大塚製薬の資料による
大塚製薬の資料による

イオン飲料の代表的な飲み物はポカリスエット。ラインナップにはポカリスエットの機能はそのままに、甘さ控えめでスッキリとした後味のイオンウォーターもあります。またゼリー状のポカリスエットは、液体とちがいお腹がタポタポしないので、アクティブシーンの前の水分補給にぴったり。小腹満たしにもなります。

夏は楽しいイベントも多く外出も多いですが、トラブルも起こりやすいのが現状です。スピーディな水分+電解質補給を意識したいですね。